それが数日前のことだ。いつものように7時ちょっと前、テレビから気象情報のメロディーが流れると、夫がピヨ以外の鳥かごに布をかけたが、そのあと明かりを消さずにピヨを放っておいた。
さっきまで一緒に遊んでいたミーもいなくなりピヨだけが取り残されたまま、捕まえてもらえない。そこで、みんなを見習わなければと思いだしたのかもしれない。初めて自分で鳥かごに戻った。そして、それからは、ちゃんとひとりで戻れるようになった。ただ、相変わらず1番最後に戻っている。もっともそれは放鳥の順番が最後というせいもあるだろう。
2週間ほど前には、あやさんの手に乗ってえさを食べた。ほかの文鳥の真似をしようとしているようだから、このままいけば手乗りに近くなるかもしれない。ミーとは鳥かごが隣同士で放鳥もほぼ同時だから、一緒に行動していることが多い。それもすでに鳥かごに戻っているメグやランの上に止まって、中のメグと唸り合っていたりする。ピヨは唸っていないようだけど、ミーを真似て同じようにメグたちに、いやがらせをしているようだから、2羽は仲がよさそうだ。
そこで、夫が先日、ピヨの鳥かごにミーも入れた。そのまま静かに朝を迎えた2羽だったけれど、朝に布を外すと、大変。ピヨが自分のえさを奪われるとでも思ったのか、ミーを追い出そうとする。体の大きいピヨに追い回されるミーが気の毒で、すぐにミーを隣の鳥かごに戻した。まだ一緒に暮らすのは無理なようだ。