2017年6月23日金曜日

(25)パピはすっかりおじいさん

  シナモン文鳥のパピが8歳になってから4か月が経った。もうすっかり老鳥というふうで、ツボ巣のある最上段の止まり木まで上がれなくなってしまった。この前までは2つあるツボ巣に交互に入っていたのに、もう自力で入れない。その下の2段目の止まり木にいることが多く、それより低いえさ入れに続く止まり木にいたりもする。以前は、用事のあるときだけ使っていた止まり木だ。
 ときには鳥かごの下に落ちたりするため、夫が止まり木の高さを工夫した。
 写真のように、止まり木全体を低くしたら、ツボ巣の位置も下がり、これなら容易に中に入れる。それに止まり木から下に落ちても大したことはない。老齢のパピにはピッタリのレイアウト。パピも満足しているようで、またよくツボ巣に入っている。えさ入れや水飲み容器にもスカイカフェからスムーズに移動できる。元々不器用なパピだけど、こちらのいうことはよくわかって、
「パピちゃん、ちょっとどいて」などと青菜を換えるときにいえば、ヨチヨチと横ばいに動いて、ちゃんとよけてくれる。
 こうしてパピの不自由さは、かなり解消されたようだけど、もう、放鳥時にパピが鳥かごから出ることはない。

(右の鳥かごはチー)

2017年6月16日金曜日

(24)3羽のオス文鳥

 いま7つの鳥かごに11羽の文鳥が入っている。ペアで入っているのが4つ、あとの3つの鳥かごには1羽ずつ入っている。パピ、チー、ミーの3羽のオス文鳥がひとり身で、それもシナモン文鳥ばかり。
 パピとチーは、8歳4か月とまもなく8歳になる老齢で、伴侶に先立たれたりした身だから、しょうがないとしても、ミーはまだ2歳2か月で若い。
 そんなミーは、もうクリのところに行ってしまったピヨに、きのうあたりチョンチョンダんスをして、いい寄っていたそうだけど、いまさらおそいよ。やはりピヨに足をつつかれそうになっていたという。ドジといえばドジだけど、自分のことがよくわかっていないらしい。まあ、そのうちにはピヨかランの卵がかえって、相手にも恵まれるだろう。
 それにしても、桜文鳥のメスが4羽とも死んでしまったり、シナモン文鳥のオスがみんな独身になっていたりと、変に揃ってしまっている。偶然だろうが、桜文鳥は1羽もいなくなってしまった。シナモン文鳥はメスも1羽いる。マイの伴侶のルミだけど、ルミはいまメスの中で1番年長だ。6歳半になったルミは、もう卵を産まないようだし、マイがやさしいから、メスでも長生きできるかもしれない。

写真は、ひとりぼっちのミー。
 
 

2017年6月8日木曜日

(23)文鳥クリとピヨ

 

 

 
 上の写真はクリーム文鳥のクリとシルバー文鳥のピヨ。もう、すっかり仲良しになっている。ピヨは本当はシナモン文鳥のミーのお嫁さんになるはずだったのに、クリと一緒になってしまった。
 前回、書いたときは、クリはまだ寂しそうで、ピヨに気があるようには見えなかった。ところが、その翌日にはピヨに言い寄ったらしい。そしてあくる日の夜には夫の手にクリと一緒に乗って、クリの鳥かごに入った。予定を狂わされた夫は、
「せっかくミーのために連れてきたのに、ミーがボヤボヤしているからだ」と不満そうだったが、これもココが死んでしまったいま、そうなる可能性はあった。それに、クリのほうがピヨには合っているかもしれないと、あやさんは思った。ピヨはミーに比べて体が大きいし、かなり活発だ。またミーは曾祖父に当たるチーに似て、白っぽい文鳥が好きらしい。いまだにランに気があるようなのだ。
 とにかくクリとピヨは、もうすっかり仲良しになり、ミーもそれほど気にしていないようすなので、これでよかったような気もする。クリとピヨの子どもができたら、ミーの相手になるかもしれない。

2017年6月2日金曜日

(22)独身のオス文鳥4羽

 今年になって桜文鳥のメスが2羽、死んでしまい、また独身のオス文鳥が増えてしまった。
 最高齢のパピは今月には8歳4か月になる。ユウが死んでしまってからは、ほとんど鳥かごから出ない生活になった。換羽のせいもあるだろうけど、寄る年波には勝てないといった感じ。鳥かごのえさや水を換えるときも邪魔にならないように鳥かご内を移動するだけで、鳥かごからは出ない。
 たまには出してやりたいと思うのだけど、自分で鳥かごに戻れないし、ひとりでは手に乗ってこないから戻すのが難しい。それに、飛んでもうまく止まれなかったりするから、どこかに落ちたりぶつかったりする危険が伴う。何といってもパピ自身に自信がないせいか、あまり出たがらない。出ないほうが長生きできそうだ。やはり、成長期の生後1年間、放鳥されなかったツケは大きいようだ。
 パピに比べ、やはり老齢のシナモン文鳥であるチーは、最初からよく人になついていて、ピポがいなくなってからも放鳥すると、夫やあやさんにくっついていることが多い。あと3か月で8歳になるものの、パピと違って、若いオス文鳥と唸り合ったりもしている。もっとも、唸るのはチーのくせでもあったから、持ち前の性格そのままってことなのかもしれない。
 クリーム文鳥のクリは、ココが亡くなってしまったので、まだ少し寂しそうだけど、放鳥後はミーやピヨたちと一緒に飛んでいる。いまのところピヨに関心があるように見えないから、シルバー文鳥のピヨは1番若いシナモン文鳥のミーとそのうち一緒になるだろう。