2018年2月18日日曜日

(9)困ったパソコン

 最近はパソコンよりモバイルが主流だそうだ。そのせいかパソコンに頼っている私には不便なこともある。このブログもそのひとつで、モバイルのほうが便利になったようだ。便利になるというのは、一方では不便になるということで、まるで新幹線が停まらない古くからの駅のような気がしてきた。そろそろこれも店じまいか。

それはともあれ、いま一番憂鬱なのが、毎回パソコンを立ち上げると送られてくるウィンドウズの「新しいセキュリティ・プログラムというものだ。
 ところがそれを入れるには、新しいデバイスが必要」だとして、ウインドウ10のアップグレードがされ出す。仕方なく画面のハイドボタンをクリックして仕事を続けるわけだけど、これが毎回、繰り返される。
 それは、私のパソコンに新しいデバイスが入らないからで、新しいデバイスを入れるには1つのアプリを外さなければならないらしい。しかし、前回、ウインドウ7から10にアップグレードしたときには、そんなことはなかった。
 いったん外して入れ直せばいいと思うかもしれないが、外して入れ直しても元通り使える保証はないようだ。
 そこで、そのアプリを外せないでいるから、毎回、パソコンを立ち上げるとプログラムが送られてきて、パソコンが重い。ときにはフリーズして再起動してしまう。新しいアプリを入手するにはお金がかかる。これまで使えていたものが相手の都合で急に使えなくなるなんていうのは不合理だ。
 というわけで、そのままにしているけど、これでは私のパソコンが壊れてしまうのではないかと心配になる。どうしたものかと、パソコンを開くたびに気が重い。

ちなみにそのアプリとは“PCトーカー7”というもので、目の悪い私に代わって文字を読み上げてくれるものだ。それはウインドウズのナレーターとは比べ物にならないくらいいい出来である。これが亡くなってしまっては大変。
 私のパソコンが、だれかに乗っ取られたようで、面白くない日が続いている。

2018年2月3日土曜日

四、 ボク、いま天国 


  きょうは節分だそうだ。豆を撒いて福をよぶんだそうだけど、もう、ボクには関係ないな。ボク=パピは、もうすぐ9歳になるはずだったけど、1月30日の朝、みんなのところに帰れなくなってしまったんだ。

 その朝、鳥かごが明るくなって、ママの声が聞こえた。順番に鳥かごの布を外していくんだけど、ボクのところが最初なんだ。そのうち、トビとスーのところへ行ったとき、
「トビちゃん、お誕生日おめでとう。6歳になったね」という声が聞こえた。
 トビの誕生日だったんだ。ということは、ボクと最後に暮らしたユウも生きていれば6歳になったんだ。こっちにきてからまだユウに会っていないけど、ユウに会ったら、教えてやろう。
 ママもだれも(つまりボクも)ボクが死んだ瞬間を知らなかった。

 パパが昼頃、ボクのツボ巣を持ち上げて、掃除のためにボクを別の鳥かごに移そうとしたとき、
「パピが死んじゃった」っていって、やっと気がついた。ボク、ツボ巣で眠るように静かに死んだから、だれにもわからなかっらんだ。ママが、すぐに僕を抱き上げてくれて、なでてくれた。
「パピ、きのうまで元気だったのに死んじゃったの? でも、いい子で長生きしたね」っていってたけど、ボクは、このうちでいちばん長生きしたんだ。まあ、フーに助けられて、幸せな一生だった。ココやユウとも暮らせたし、病気もしなかったし、ケンカもあまりしなかった。飛べなくなっても別の鳥かごで水浴びができたし……。
 長い人生(鳥生)には、いろいろあったけど、いい思い出になるだろう。これから、ゆっくり思い出に浸りながら、みんなのこと見守るとしよう。

 (在りし日のココとパピ)