2019年5月25日土曜日

(十)換羽(かんう)



 いまは文鳥たちの羽が夏毛に代わるとき。鳥かごの下や周りには細かい羽がふわふわ落ちている。ときどき大きめの羽も落ちているから、メグなどが高く飛び上がれなくなったのは、そのせいだろう。

 換羽の進み方は文鳥によって少し違って、最近ではメグとランのところ、クリとピヨのところにたくさんの羽が落ちている。スーとトビ、ミーも換羽中だけど、いちばん若いモカ(1歳4か月)は、すっかりきれいになっている。

 老鳥のチー、マイ、ルミは、羽が抜けている症状はみられないけれど、なんとなくだるそうにも見える。また、シナモン文鳥のチーとルミの尾羽は、いつのまにか白髪のように黒かったものがほとんど白に変わっている。もっとも尾羽は去年から白い羽が混じっていた。

 写真は換羽が終わり、きれいになったクリーム文鳥のモカ。

モカと 頭の羽が抜けてみすぼらしいミー(ランとメグの鳥かごの上で)
 
 

2019年5月3日金曜日

(九)マイも9歳

 
 
 
 5月3日は憲法記念日。同時にマイの誕生日である。9年前に初めてあやさんちで誕生したひなが白文鳥のマイだった。父親はシナモン文鳥のパピで母親が白文鳥のフーだった。その後にパピとフーの間には3羽のひなが生まれたけれど、いま生きているのはマイだけだ。

 マイは両足の指が内側に丸まっていて、止まり木などがしっかりつかめないというハンディがあったものの、この家で生まれた最初の子という自負があったせいか、いつも威張っていた。妻のルミはシナモン文鳥で、卵はひとつもかえらなかったけれど、マイはルミに優しく、ルミが8歳4か月を過ぎたいまも仲が良い。
 こうしてみると、心の安定は寿命にも大きくかかわっているようだ。とにかくマイは昨年末、まったく飛べなくなってからは自力での移動もままならないのに、よくここまで生きてきた。それもルミあってということもあるだろう。
 いまでも生まれたばかりのマイがフーにさし餌をしてもらっている光景が目に浮かぶ。八馬手立ち上がったマイは雄々しく見えて、前年に亡くなった白文鳥のピーによく似ているように思った。