2019年12月25日水曜日

(23)今年もあとわずか



 冬至が過ぎて、今年もあとわずかになった。夏にはマイとの別れがあったが、9歳3か月近く生きられたのだから、文鳥としては大往生だったのではないかと思う。

 この家で1番の長生きはチーで24日で10歳4か月になった。昨年暮れのことを思えば、ここまでよく頑張ってきたものだと感心する。ツボ巣や鳥かご内の床で眠っていることが多く、ときどきお腹が空くと歩き回ってえさを食べている。あやさんが抱いてえさをたべさせようとしても、リンゴジュースをなめるとすぐに眠ってしまい、食べるよりも眠るほうがいいらしい。それでも何とか年を越せそうなので、よかったと思う。

 チーと一緒の鳥かごにいるルミも先日9歳になって、かなり飛ぶ力が落ちてきた。まだ一応鳥かごの上部のツボ巣に入ったり、スカイカフェのえさを食べたりはできるけれど、鳥かごから出たときなど、あやさんの手の中でお饅頭や平目になっていることが多く、あまり高くは飛べなくなった。

 2羽とも新しい年をむかえられそうなのは、なによりだけど、来年にはチーもこの家を去ることになるだろう。でも、まだ新しい命は誕生していない。クリとピヨのところの卵は今年もかえらなかった。

今年は大きな台風が千葉を襲ったりして、あまり良い年ではなかった。文鳥たちにとっても落ち着かない年だったかもしれない。

 新しい年が明るい年となるように願いつつ、10羽の文鳥たちと正月を迎える準備をしているこの頃である。

1年間、「文鳥三昧」をご覧いただきありがとうございました。それでは、みなさまどうぞ良いお年をお迎えください。

 

2019年12月12日木曜日

(22)ルミちゃん9歳


 12月12日はシナモン文鳥のルミの誕生日。9歳になった。この家のメス文鳥で一番長生きしている。朝、布を外したとき、ルミはルミように幅を持たせた止りきにいた。これは2本の止まり木の間にプチプチを張ったもので、これなら足が少し悪くても移動が楽にできる。最近、左足が少しおかしくなって、うまく曲がらないようだけど、まだ飛んだりできるし元気である。とはいえ、けっこうなおばあさんの年齢だけあって、見た目も少しヨボヨボしてきた。

 ルミは、今月末には10歳4か月になる父親のチーと同居してから5か月になる、そのせいか、死んでしまった夫のマイを探すようなこともなくなった。チーと暮らすことに大分なれたふうに見える。

 数日前には、鳥かごの下に置いてあるチ―のツボ巣に入って寝ていた、多分、夜中に下に落ちてしまって、そのまま温かいチーのツボ巣に入ったのだろう。チーのツボ巣の下には暖房用のマットがしいてあるので、おばあさんとしては居心地のいい場所にたどり着いたつもりで、そのまま入っていたものと思われる。

 肝心のチーは、といえば、暖房のマットを外れて鳥かごの隅に寝ていたが、チーはそれでもかまわないようだった。

 また、あるときなどは、あやさんの手の中で布にくるまって眠っているチーの上に乗ったりして、チーに怒られたりもしていたが、それはルミのチーへの親しみの表現なのではないかと思う。

 しかし、ルミも本当に年取ってしまったと感じることがある。最近では、ときどきあやさんの手に飛んできて、平目のように平らになったりお団子みたいに丸まって眠っている。多分、温かくて気持ちがいいのだろう。あやさんは、左手でチーを抱き、右手にルミを乗せ、じっとしていなければならないから大変だ。もっとも、そこにあるのは、年よりが2羽の文鳥を両手に乗せて、みんなで居眠りしているという、平和な光景なのかもしれない。

写真はルミとチー

 
 

2019年12月2日月曜日

(21)12月1日はチビの命日


 桜文鳥のチビが1年9か月の短い一生を終えたのは4年前のきのうだった。チビの子どもたち(ラン、スー、ミー)は、みんな元気で、いまもこの家にいる。それぞれ伴侶がいるけれど、まだそこに育った子どもはいない。夫だったクリは、いま若いシルバー文鳥のピヨと暮らしているものの、そこにも、まだ子供はいない。クリはチビとの間に子どもを育てた経験があるはずなのに、ピヨの卵はちっともかえらない。やはり、あのとき賢いチビがいて、はじめてランたちは生まれてきたように思う、

 それでもこの季節になると、ピヨがまた卵を5、6個産んだ。ランも2個産んでいる。モカのツボ巣にはまだ卵はないものの、ミーが巣作りのためか、鳥かごの下に敷いた新聞紙をさかんにつついて細かくちぎろうとしているから、モカも、もうすぐに卵を産むのだろう。そろそろ、新しい命が生まれてもよさそうだとおもうけれど、果たして今回はうまくかえせるだろうか。