2020年1月31日金曜日

(4)トビの具合


 きのう1月30日に8歳になった白文鳥のトビだけど、最近はあまり元気がない。いつもは人の手に乗ってこない性格にもかかわらず、あやさんが抱き上げると、手の中でおとなしくしている。多分、温められると気持ちがいいのだろう。数日前には夫がトビたちの鳥かごを取り換えた。同じタイプの鳥かごだけれど、中の止まり木を工夫して幅を持たせてある。これは2本の止まり木をプチプチでつないで板のようにしたもので、これなら、少し足が悪くても、鳥かごのえさや水に簡単に移動できる。さらに、暖房器具もとりつけた。

 10歳5か月を過ぎたチーのところにも暖房器具を入れてあって、やはり年をとると、自分で温める力が少なくなってしまうようだ。

 子どもの頃はビューンと飛んで飛ぶことが得意だったから、「トビ」という名前になったのに、トビは高く飛び上がれなくなってしまった。自分の力で鳥かごに戻れないから、捕まえて鳥かご内に入れなければならない。それでも、これまでと違い、あやさんがトビを捕まえようとすると、ほとんど逃げなくなった。つかまっても構わないといった感じで、手に抱かれることが好きになったように見える。トビの姉のルミは9歳まで生きられた。果たしてトビもまた元気になって高く飛べるようになるだろうか。

2020年1月20日月曜日

(3)メグも7歳



1月15日はメグの誕生日だった。もう7歳だ。相変わらず元気だけれど、本当はいいおじいさんなのかもしれない。今月末にはトビとモカも誕生日を迎える。トビも8歳になるから、結構なおばあさんのはずで、以前より飛び方が頼りないことがある。。2歳になるモカは、まだこの家で一番若い文鳥だ。夫のミーとは2歳9か月違いのクリーム文鳥で、ふたりともいまだに子供っぽくて、よくケンカをしている。それでも一緒の鳥かごに入っていくから、仲が悪いわけでもなさそうだ。どちらも相手が自分の思うように行動しないことが気に入らないようにも見える。もしかしたらミーは相変わらず相手の気持ちを察するのが下手なのかもしれない。

(写真はもか、メグ、おばあさんになったトビ)

 






2020年1月8日水曜日

(2)さよならルミちゃん

 
 お正月そうそうの5日夜、ルミが天国に召された。9歳余の一生だった。ルミが生まれたのは東日本大震災の前年2010年の12月12日だった。ルミは生まれてからこのかた一度もこの家から出たことがない。医者に行くこともなく手のかからないシナモン文鳥だった。産んだ卵はかえらなかったが、夫のマイとはずっと仲良しだったから、7月にマイが天国に行ってしまってからしばらく、マイを探して呼んでいた。今頃はもう一緒にいるかもしれない。

 2羽とも9歳以上生きたのだから、大往生だというべきだろうが、さびしくなるのは間違いない。

 ルミはこの日の朝、下のツボ巣から出て、チーのそばで丸まっていた。死んでしまったのではないかと思って持ち上げると温かかったのでホッとして、暖房のきいたツボ巣に入れた、そしてチーにえさを食べさせてからルミを手に乗せて食べさせた。食べた量は少しだったがリンゴジュースも少しなめたので、上のツボ巣(ルミのツボ巣)に入れて寝かせた。

 昼過ぎに夫が鳥かごの掃除をするとき、チーと一緒にルミを出して手の中で温めたけれど、なんだか元気がなく、じっとしたままだった。そのうちに、糞詰まりかもしれないと思ってお尻をを触ると思ったとおり糞の塊が出口をふさいでいた。夫がそれを剥がしてからお尻を洗ってやると、詰まっていた糞が出た。ルミはそれで少し楽になったように見えたけれど、えさはほとんど食べなかった。そして、しばらくあやさんの手の中で眠ってから、暖房を増やしたルミの鳥かごのツボ巣に戻した。

 夕方6時過ぎになって、就寝前の食事を与えようとルミをツボ巣から出した夫が、ルミが冷たいぞ、といった。

 チーと比べてルミの体温はいつも低いので、温めてやらなければと思ったものの、あやさんはまだルミが死ぬとは思わなかった。

 けれどもルミは手の中でおとなしくしたまま、えさを食べなかった。そして、夫が手に取って水をなめさせると、それをなめて、飛び上がった。といっても手の中で羽ばたいただけで、残りの糞を出した。それから間もなくすると、夫がいった。

「ルミが動かなくなった。呼吸していない」

 あやさんが手に受け取ってみると、本当にルミは動かなくなっていた。ルミは詰まっていたたくさんの糞を出して、すっきりしたようだったから、それがせめてもの慰めになっている。スリムなきれいな文鳥で、ついこの前まで飛ぶことができたけれど、急に老いてマイのところに行ってしまった。

 その後、チーは夜は以前のように自分のツボ巣に入って朝を迎えるようになった。このところ自分のツボ巣に入って寝ていなかったのは、恐らくルミにその場所を譲るためだったのだろう。チーはマイペースでおこりん坊だけど、やっぱり優しいのだ。

2020年1月5日日曜日

(1)明けましておめでとうございます




 文鳥10羽と、また新しい年を迎えることができました。今年もよろしくお願いします。

念頭にあたり、まず10羽の文鳥たちを年長順に紹介します。

 

1、    チー・・・10歳4か月、オス、シナモン

2、    ルミ・・・9歳、メス、シナモン文鳥

3、    トビ・・・7歳11か月、メス、白文鳥

4、    メグ・・・6歳11か月、オス、白文鳥

5、    クリ・・・5歳10か月、オス、クリーム文鳥

6、    ラン・・・4歳8か月、メス、クリーム文鳥

7、    スー・・・4歳8か月、オス、白文鳥

8、    ミー・・・4歳8か月、オス、シナモン文鳥

9、    ピヨ・・・3歳2か月、メス、シルバー文鳥

10、 モカ・・・1歳11か月、メス、クリーム文鳥

ペアになっているのは、メグとラン、クリとピヨ、スーとトビ、ミーとモカ、そしてチーとルミは一緒の鳥かごにいるものの独り身どおし。高齢者も多いですが、どうぞよろしく。