2026年3月22日日曜日

 

 

(5)  あれから5年

 シナモン文鳥のチーちゃんが天国へ召されたのは春分の日の3月21日だった。今年の春分の日は3月20日だったが、とにかくもうあれから5年も経ったことになる。途中でいなくなってしまった妻のピポを待っての半生だったから、あのとき悲しみと同時に、やっとピポに会えただろうという安堵に似たようなものも感じていた。昨年の秋分の日にはフユちゃんが突然、夫を追うようにして天国へ行ってしまった。モカ独りが残されたわけだが、これもまたチーのときのように、何らかの意味があるような気がする。周囲の人は夏のお盆に亡くなった夫が連れに来たといったり、フユが寂しがって天国へ追って行ったともいった。もちろん本当のところはわからないが、お盆や春分や秋分の日には墓参りをしたり仏壇に花などの供え物をしたりするから、あの世との何らかのつながりがある日であることに違いはないだろう。そう考えるとそれらは特別なことに思える。それにしても5年はあっという間だった。

 モカは間もなく8歳2か月になる。よく食べてよく鳴きよく眠る。先週、大きな羽毛が抜けて床に落ちていた。そろそろ換羽が始まるのかも知れない。換羽の時期はみんな体調がよくないような気がするから、年齢のこともあって少し心配だ。

2026年3月3日火曜日

 

 

(4)   ひなまつり

 きょう3月3日は桃の節句でひなまつりの日。最近はおひな様を飾る家も少なくなった。ひなまつりは女の子の節句なので、今どきでは5月5日の端午の節句(男のこ)に集約されて「子供の日」になっているようだ。あやさんは道明寺(桜餅)を食べてモカちゃんときょうの日を祝った。外は雨もようで寒い1日だった。モカはあやさんの手の中で眠るのが日常になっていて、ときどき甘えてあやさんの指を軽く噛む。モカはブランコに乗って、あやさんを呼ぶことが多くなった。先日などは、あまり静かなのでツボ巣で眠っているかと思い、上と下のツボ巣をのぞいたら、どちらにもいない。鳥かご内を探してもいないので慌てていると、モカは上のツボ巣の上に乗っていた。以前はそんなことが多かったものの、最近では上に昇などできなかった。かなり動きがよくなってきている。よく食べてよく寝るから、元気になったのだろう。そういえば去年より太ってきているようだ。

 そんな平和な日常の向こうで、世界では大変なことが起きている。起こされているというほうが正確かもしれない。シオニストとトランプによって世界がとんでもない方向に向かって行きそうだ。おごった人間ほど恐ろしいものはない。

2026年2月14日土曜日

 

 

(3)  春は間近

 きのう辺りからだいぶ暖かくなってきた。まだ寒い日も

あるだろうけどこのまま春になってもおかしくないような感じ。つい1週間前までは雪の中の選挙で大変だった。急な解散とこれまでにない日程の短期決戦となった衆院選は、準備も整わず政権与党にとってはやりたい放題の選挙だった。日本の選挙もベネズエラみたいになってきて、これから先が思いやられる。そんな気の晴れない日々だけど、春を思わせる陽光のなかでモカと一緒に日向ぼっこをしていると、おだやかな気持に包まれる。

 きょう、モカにうれしいことがあった。昼過ぎにまたモカが鳴きだした。そろそろ鳥かごから出せといっているらしい。と、思って鳥かご内をのぞくと、モカが得意そうにブランコに乗っていた。昨年、工夫して低い位置につけて置いたブランコだったが、これまで一度も乗れなかった。そのブランコに乗って、得意そうに鳴いていた。あやさんを呼んだのは見せるためだったようだ。毎日、午前と午後の長い時間、鳥かごから出して部屋の中を歩かせているから、足が丈夫になったのかもしれないと思って、うれしくなった。モカは最近、ますますあやさんになついて、椅子に座っているあやさんの足にのったりもする。手に抱いていると指を甘噛みしたりもする。まるで小さな猫みたいになってきた。やはり長い時間一緒にいると、情が通じてより仲良くなれるのかもしれない。

2026年1月31日土曜日

 

(1)モカちゃん8歳

 1月30日、ついにモカが8歳の誕生日を迎えた。といってもモカの正確な誕生日はわからないのだけれど、この家にお嫁に来たとき前の飼い主さんから1月末に生まれたと聞いたので、誕生日は1月30日と決めていた。たしかやはり1月生まれのメグと同じ30日にしたと思う。メグはこの家で生まれ11歳7か月生きたオスの白文鳥で一番長寿だった。オスの文鳥は9歳以上生きたものも多いけれどメスの文鳥はそれに比べて短命だ。一番長生きしたルミが9歳をようやく超えたと思うが、あとは8歳まで届かなかった。モカが8歳の誕生日を迎えられたことは、そういう意味でもおめでたい。もう飛べないとはいえ、大きな声で鳴くしえさもよく食べている。そして、ときには捕まえようとするあやさんをからかって逃げたりしている。とはいってもさすがにおばあさんだから、ストーブを点けると、その前に行ってじっと温まっていることも多い。とにかくモカはこの家で生活する最後の文鳥だから、いつまでも元気でいてほしい。

 いま日本では急で勝手な衆院の解散があり騒然としている。雪国では選挙運動もままならず役所の人々の苦労も想像を超える。そんな混迷を深めているこの国でも、これまで眠っていた国民がようやく目覚めだした。この丙午という飛躍の年に大きなうねりとなって明るかった日本を取り戻してほしいと願う1月最後の日。

2026年1月10日土曜日

 

2026年の文鳥たち

(1) 新しい年(午年)

今年の年始は文鳥1羽になった。もうすぐ8歳になるモカちゃんは、それでも元気だ。

 毎日、陽当たりの良い居間ですごす時間が多くなった。もう、狭い鳥かごに独り閉じ込められているのはいやになってしまったらしい。暇さえあれば鳥かごから出せとばかりにうるさく鳴いて、あやさんに抱かれると気持ちよさそうに静かになる。あやさんもずっとモカを抱いているわけにもいかないから、暖房マットの上に布を広げて止まり木やえさなどを置いた場所にモカを下す。モカはしばらくそこでおとなしく日向ぼっこをしているが、そのうちに退屈すると、動き出す。ときにはあやさんを呼んでうるさいが、そんなときは糞をしたときで、どうも教えているらしい。

 さっきも鳴いていたが、すぐにはモカの所にいけずにいると、静かになった。少しして見に行くと、モカが床の上で逆さになって立ち上がれないでもがいている。急いで拾い上げると、心臓がバクバクしていた。足も弱っているせいか、床の上で赤ちゃんのようにしている。そんなときこそ鳴き声を出せばいいのにと思うけれど、なぜか文鳥はパニックになると声を出さない。やはり鳥かご内にいる方が安全だけれど、モカはもう鳥かご内でも上にはあがれない。下に下りることはできても、一度下りたら、あやさんに上に上げてもらわなければ下のツボ巣でおとなしくしているしかない。それでも鳴き声はうるさいし自己主張は強いから、まだまだ元気で過ごせるだろう。今年がモカにとっても良い年であって欲しい。

 本年もよろしくお願します。