2024年4月26日金曜日

(8) ピヨちゃん、どうしたの?

 

4月14日のことだった。いつものように鳥かごの覆いの布を外しながら文鳥たちに呼びかける。

「ピヨちゃん、おはよう」といって、シルバー文鳥のピヨの鳥かご内をのぞくけれど、ピヨの姿はなかった。いつもはスーたち側

にあるスカイカフェの上に止まっているのに、どうしたのだろうと鳥かごの下を見ても姿がない。おかしいと思ってツボ巣に手を入れると、ピヨが寝ていた。様子がおかしい。えさを食べさせようと思い手に取って温めると、気持ちよさそうに眠った。

そのままヒーリングをしてからえさを食べさせたが、あまり食べずにリンゴジュースをなめただけで、またすぐに眠ってしまった。しばらく抱いて温めていると少し元気になったので部屋のマットの暖房を入れてエサを撒いたタオルの上に寝かせた。

 夫が起きてきたのでピヨの話をすると、夕べ夜中に止まり木から下に落ちたのでツボ巣に入れたとのことだった。

 ピヨは飛べなくなって久しいけれど、鳥かごの中は移動出来ていた。でもツボ巣に入っていることはほとんどない。たぶんツボ巣の上かスカイカフェに止まっていることが多いはず。ツボ巣に入れられたままだということは、動けないのだと思われた。

 そういえば、ちょっと前のことだったが、ぴょが床に落ちていたことがあった。急いで拾い上げてびっくりしたのは、彼女が坂様に転がっていたことだった。夫によると、最近ピヨは逆さになった状態から起き上がれないことがあるという。

 ピヨが鳥かご内の低い位置で生活ができるようにツボ巣を下に置いてえさや水も鳥かご内の床に置くことに下。昼過ぎにはピヨも少しエサを食べてタオルの上を移動するようになったので、鳥かごの床に夫が暖房をセットした。

 夕方には鳥かごの床に戻し、少し安心して寝かせたが、夜中に夫がピヨが死んでしまったと告げた。

 苦手だった人の手の中で、あんなに静かに長い間抱かれていたピヨ。相当具合が悪かったに違いない。7歳半の人生(鳥生)は少し短すぎるような気がした。昨年7月に天国へ召されたクリのもとへ行くことだろう。数日後、雨上がりの庭で土を掘り、クリのそばに埋葬した。お別れはいつも悲しい。

2024年4月13日土曜日

(7) 春爛漫

 

4月も半ばに近づき、桜の花も散り始める、この季節は強風が吹いたり雨がよく降るから桜の見ごろが難しい。それでもきょうは良く晴れて春爛漫の外出日和になった。そして、気温もぐんぐん上がって、あっというまに日中の気温は夏のようになる。春爛漫と思ったら、家の外は夏のようで、また春が短くなってしまったことを思い知らされるようだ。

 4月10日は白文長のオス・スーちゃんの誕生日だった。久しぶりに妻のフユとの写真を撮ったので、1年前の8歳のときの写真とともにアップする。やはり9歳ともなると老鳥の外観はまぬがれないけれど、フユとともに相変わらず元気に飛んでいる。一緒に生まれたミーは昨年9月に天国に行ってしまい、ランももっと以前に夫のメグを置いて天国に召されてしまった。だから3兄弟のうちでスーが一番長生きということになる。父親のクリも昨年7月に9歳4か月で天国へ行ってしまったから、いまこの家にいるオスはスーとスーの祖父のメグ(もうすぐ11歳3か月になる)の2羽だけ。メスはフユが6歳5か月、ピヨが7歳半、モカが6歳2か月になった。

 夫が加湿器をしまいながら、残りのフィルターが3年分になったといっていたが、もう3年後には、文鳥のための加湿器は必要なくなっているかもしれないと思ったりする。


  上が8歳