お彼岸の3月21日は、長寿だったチーの命日。いまでも、突然に家から出て行ってしまった妻のピポの帰りを待って、チーは長生きをしたように思えて、、ピポにもチーにもすまない気持ちになる。でも、仲の良かったふたりは天国で再会しただろうと思うことにしている。
いま最年長のメグは、だいぶ飛べなくなったものの元気に過ごしている。モカとミー、クリとピヨのカップルは仲が良いが、スーとフユは、相変わらずときどき別居している。それも最近では午前中の2~3時間程度。朝になると追いかけっこをして暴れるので、仕方なくスーを鳥かごから出して、別の鳥かごに移す。そのまま静かにそれぞれ過ごすが、2時間もするとお互いに大声で呼び合う。そこでスーをフユのところに戻してやると、嬉しそうに鳴き合って、一件落着となるのである。夫の話では、フユの尾羽がちぎれて短くなっているらしい。それに夫が気づいたのは10日ほど前のことだったそうだが、
「どうしたのかしら?」と心配してきくあやさんに、夫は、
「たぶんケンカして、スーにちぎられたんだろう」といった。
そうだとすると、フユのほうが強いと思っていたけど、そうでもないのかもしれない