2021年10月24日日曜日

(21)フユが怒っていたこと

 

 フユとスーの別居生活が終わった。もう1週間以上一緒の鳥かごで暮らしているからこのまま元の生活に戻るとみていいだろう。

 あの毎朝繰り広げられた追いかけっこは、見られらくなった。どうもこのところ、何らかの原因があってフユが怒っていたけれど、それがどうやら解消したということのようだ。。

 あやさんはフユはスーを卵のあるツボ巣に近づけまいとしていたのかと思っていた。けれども、フユがスーを近づけたくなかったものは別のものだった。それがわかったのは、スーが最近、バードバスで何回も水浴びをするのを見てからである。夫が鳥かごの下に取り付けていた水飲みをバードバスに取り換えて、飲み水としてスカイカフェの1つに水を入れるようにしていたものの、スーはバードバスに入らずに高い位置にあるスカイカフェの水で水浴びをしていた。夫がそれに気づいて水の量を少なくしていたが、それでもスーはそこで浴びていたから、水が飛び散ってえさを濡らしてしめらしてしまう。フユはそれを防ぐために、スーを水の入ったスカイカフェに入れまいとしていたようだ。スーがバードバスでちゃんと水浴びをするようになったので、フユの怒りもなくなったということらしい。よく考えてみれば、すべてはバードバスを取り付けてからのちに起きていた。

 一方、となりのピヨの鳥かごでは相変わらずクリがスカイカフェの少ない水で水浴びをしているが、ピヨはフユほど気にしていないようだから、やはり性格というのもあるのだろう。ピヨも今月15日で5歳になった。でも今また卵を産んでいる。平和な日々が戻ってきたのでほっとしているこの頃である。

 写真はバードバスで水浴びをするスー

   


2021年10月10日日曜日

(20)スーとフユが別居生活

 

 いったん納まったと思われたスーとフユ夫妻の朝の追いかけっこがまた始まった。朝になるとツボ巣から出てきたフユがスカイカフェに止まっていた夫のスーを追いかけまわす。スーはおとなしい性格だけどスーもやられっぱなしというわけではないから、2羽が争って、他の鳥たちも鳴き騒ぐ。そのうち静かになるものの、近頃は朝だけの争いではなくなってきた。またフユが卵を産んで、温めだしたというから、やはりそのせいなのか。

 フユはスーに卵を触らせたくないようだけど、こんな現象はこの秋になってからで、2羽の間に何があったのかはわからない。

フユはまだ3歳台だけどスーはもう6歳半だから、なかなか卵がかえらないのはスーのせいだと思って怒っているのだろうか。とにかく理由は

知らないけど、いよいよスーが別の鳥かごに移った。

 もともと鳥かご掃除のときにメグが入ったりしているもので、そこにないのはツボ巣とブランコだけ、という余分に用意してある鳥かごである。4日前の晩に夫がスーをそこに入れたら、スーはそのままおとなしく入った。つまり自分の鳥かごに戻りたがらなかった。その晩からスーは夜はその鳥かごですごしている。ミーとモカのいる鳥かごのとなりにおいてある鳥かごだ。

そしてフユはひとりで広い鳥かごで卵を温めている。まるで、フユがスーの家をのっとってしまい、悠々自適に暮らしている感じなのだ。

と、いっても、朝にはスーがさえずるとフユも応えるように鳴いているから、すっかり忘れてしまったわけではないらしい。それに放鳥時にはスーも元の鳥かごに入ったりもしているから、あまり心配することもないだろう。

 そして、きょう夫がスーの鳥かごを取り換えた。そこにはツボ巣もブランコもついている。あまり居心地がいいと、スーはこのまま元には戻らないのではないかという不安がわいてきた。