2021年5月29日土曜日

(11)オリンピック

 

 まだ日本でもコロナパンデミックが続いている。そんななか国民の八割が反対しているというのに東京オリンピックを開催しようとしている。あり得ないばかげた話だ。いったいだれに危険極まりないオリンピックの開催をする権利があるのか。国民の大半が声を挙げても届かず、もうすでに無力感で敗戦気分になっている。なぜやめられないのか。多分、戦争に突入するときもこんなふうなのかもしれない。人類はお金と権力のせいで多くの大切なものを失ってきた。どうもそこが他の生物とは違うような気がする。

 文鳥さんの世界にも外敵や自然、飢餓や病気といった脅威は存在するだろうが、仲間の食料を自分だけかかえこんでほかの仲間を飢えさせるようなことはしないだろう。そう考えると人間は他の生物よりも賢そうで、実は大変愚かな生きものにも思える。そんなものたちが、地球の自然をいじくりまわしてよいはずがない。もっと遠慮ぶかく生きるべきだ。

 文鳥たちの換羽はそれぞれ時期がずれている。オス文鳥のメグとクリは終わったようだが、ほかの子たちはまだのように見える。いまはフユが一生懸命に卵を温めているだけで、ピヨとモカは卵を産んでいない。文鳥たちは、いまのところ平和な日々をおくっている。

2021年5月13日木曜日

(10)モカが元気に

 

 何となく元気のなかったクリーム文鳥のモカちゃん(3歳3か月・メス)が、元のように飛んで元気になった。

 しばらく具合が悪そうだった原因は何だったのだろうか?

 最近、他の鳥かごの前に抜けた羽毛が落ちていた李するから、いよいよ換羽の季節を迎えたようだけど、モカだけ早い換羽だったのだろうか、わからない。

 そんななか、きのう夫が変なことをいった。

「もしかしたら、モカは食べ物が悪かったのかもしれないな」

「モカだけ、何か特別なものを食べていたの?」と、不思議に思ってたずねると、夫の応えは、次のようなものだった。

 最近、みんなにハチミツつきのえさも少し与えていたところ、モカがそれを気に入ってたくさん食べていた。そこでモカには多めにやっていた。もしかしたら。それが悪かったのかもしれない。だから、そのえさは全部、捨ててしまった。

 モカの具合が悪かった原因がえさのせいだったのかどうかはわからないが、確かにモカはほかの文鳥に比べ太っていた。肥満傾向だったのも、そのえさのせいがったのかもしれない。

 原因ははっきりわからないものの、やたらなえさは与えないほうがよさそうだ。とにかくモカが元通りになってよかった。モカの換羽がこれから始まるとしたら、具合が悪かった原因がえさだという可能性が高くなる。やがて、わかるかもしれない。