2021年4月28日水曜日

(9) 文鳥さんもウツ?

 

 半月ぶりに独り住まいの友人に電話した。いままたコロナウイルスが蔓延していて外出も控える日々となっている。そんななか老齢の彼女も鬱状態になって精神科を受診したと聞いた。係りつけ医の紹介で精神科医院に電話したら、予約は10日も先になったという。いま精神科はかなり混んでいるらしい。別の友人の話でも、具合の悪い夫を精神科に連れていくのに電話すると、いくつもの精神科が予約で埋まっていて、すぐには診てもらえない状態だったとのこと。結局、遠くの医院で診てもらったそうだが、そこも待合室はいっぱいだったという。それも若い人が多かったようだ。

 たしかにこんな閉じこもりの状態がつづいたら、おかしくならないほうが不思議だ。しかもこの国の政府は無能でお金を配らないから、食べるのに困っている人たちが多くなった。もちろん仕事もなくなって住む場所も追われた若者も少なくない。こんな社会では鬱病になるのは当然だ。

 ところで、文鳥も鬱状態になるのだろうか。ここのところ、クリーム文鳥のモカの具合が悪かった。水浴びをしなくなったと思ったら、元気がなくあまり飛べなくなった。卵もずっと産んでいない。換羽にしては時期が少し早いようなので心配して、ビタミンを与えたり温めたりしていたら、また少し飛べるようになってきた。モカが元気がなかった原因がウツによるものだったとも思えないけれど、卵をずっと産んでいないので心配だ。それにしても、文鳥にもストレスはあるだろうからこんな世のなかテレビを見ていて、ウツ病になっても不思議ではない。

2021年4月10日土曜日

(8) スーとミーももう6歳

 

朝、鳥かごの覆いをとったとき、忘れずにスーとミーにいう。

「お誕生日、おめでとう。6歳だよ」

こちらのいうことがわかったのかどうか? いつものようにうれしそうにピピピ、チチチチチと鳴いた。

白文鳥のスーとシナモン文鳥のミー兄弟が4月10日で6歳になった。クリーム文鳥のクリと桜文鳥のチビの間に生まれた3兄弟だったが、メスのラン(クリーム文鳥)は去年、事故が元で死んでしまった。

 いまスーはシナモン文鳥のフユと、またミーはクリーム文鳥のモカと暮らしている。父親のクリの相手はシルバー文鳥のピヨで全部で3組のカップルがいるものの、オスが年を取りすぎているせいか、ヒナの誕生を見ていない。

 あと独りでいるのが、ランを亡くした白文鳥のメグで8歳3か月になろうとしている年長者だ。

いまのところ、みんな元気に過ごしていて、それぞれ可愛いが、一番手のかかるチーがいなくなってしまったので、気の抜けた感がある。おそらく彼らもチーの死は自然なこととして受け入れることができたのだろう、亡くなった日は比較的静かだったものの、その後まもなく、いつもの騒がしさがもどってきた。

  写真はスー

 

  


 ミーとモカ