2023年12月31日日曜日

(二十四)さよなら2023年

 

まもなく2023年が終わる。といっても文鳥たちには関係ないことだろうけど。今年の初めに7羽いた文鳥たちが今は5羽になってしまった。7月にクリーム文鳥のクリが9歳4か月で、9月にはシナモン文鳥でクリの子であるミーが8歳4か月で天国へ召された。

 それによりシルバー文鳥のピヨとクリーム文鳥のモカがそれぞれの鳥かごに独り残された。いまだにこの2羽のメスは寂しそうに見えるけれど、彼女たちももう若くない。いまペアで生活しているのはシナモン文鳥のフユとクリの子どもの白文鳥であるスーたちだけ。飼い主をはじめあやさんちは老齢世帯。それでも平和に暮らせたことは幸せなことだ。

 今年も戦争や災害で多くの人々の生命が奪われた。特に人が人の命を奪うことは許されない。こんなおぞましいことが兎年と共に去ってほしいと願う年の暮。

今年は日本でも世界でもこれまで世の中を覆っていた黒い霧の正体が露になってきた。来年には霧が晴れて明るい社会が訪れるよう祈るばかりである

 写真は長老のメグ


2023年12月11日月曜日

(二十三) モカちゃんの目

 

 12月だというのに日中の気温が20度にも上る日もある。それでも朝晩は冷え込んでいるから、冬の気候に違いないのだろうけど、夜と昼の寒暖差が大きいのは過ごしにくい。

 文鳥たちのところには夜になると二重の暖房が入るから、明け方の冷えにも万全だと思うものの、時には暑すぎないかと心配になる。二重の暖房というのはマットの暖房と電球型の暖房両方で、昼間は電球型の方は消している。夜は、それに部屋の暖房も加わるから、二重どころか三重の暖房ということになってしまう。

 文鳥は寒さに弱い。しかも年寄りばかりなのだからこれでいいように思うけど、電気代が気にならないといえば嘘になる。

 そういう点では寒くない冬は助かるけれど、冬の作物への影響などは、ありそうで心配だ。

 12月になって思い出すのは1日に1歳11か月で死んでしまった桜文鳥のチビのこと。やっと育った小さな体で3羽のヒナを育て、あの世に行ってしまった。その子たちがラン、スー、ミーだった。今残っているのはスーだけで、8歳8か月になる。ミーは今年の9月に死んでしまって、残されたのがクリーム文鳥のモカである。そのモカはいまだに寂しいのかよく鳴いているけれど、最近、いいことがあった。モカの目が元通りに見えるようになったようなのだ。

 鳥かごから久しぶりに飛び出したモカは真っすぐカーテンレールの上に飛んで行き、そのあと鳥かごの上にも普通に降りた。鳥かごの中ではブランコに乗っていることが多いけれど、青菜を換えてやると、すぐに近くに寄って来て食べる。そのことからしても、ちゃんと見えるようになったようだ。ミーも天国で安心していることだろう。