2023年12月11日月曜日

(二十三) モカちゃんの目

 

 12月だというのに日中の気温が20度にも上る日もある。それでも朝晩は冷え込んでいるから、冬の気候に違いないのだろうけど、夜と昼の寒暖差が大きいのは過ごしにくい。

 文鳥たちのところには夜になると二重の暖房が入るから、明け方の冷えにも万全だと思うものの、時には暑すぎないかと心配になる。二重の暖房というのはマットの暖房と電球型の暖房両方で、昼間は電球型の方は消している。夜は、それに部屋の暖房も加わるから、二重どころか三重の暖房ということになってしまう。

 文鳥は寒さに弱い。しかも年寄りばかりなのだからこれでいいように思うけど、電気代が気にならないといえば嘘になる。

 そういう点では寒くない冬は助かるけれど、冬の作物への影響などは、ありそうで心配だ。

 12月になって思い出すのは1日に1歳11か月で死んでしまった桜文鳥のチビのこと。やっと育った小さな体で3羽のヒナを育て、あの世に行ってしまった。その子たちがラン、スー、ミーだった。今残っているのはスーだけで、8歳8か月になる。ミーは今年の9月に死んでしまって、残されたのがクリーム文鳥のモカである。そのモカはいまだに寂しいのかよく鳴いているけれど、最近、いいことがあった。モカの目が元通りに見えるようになったようなのだ。

 鳥かごから久しぶりに飛び出したモカは真っすぐカーテンレールの上に飛んで行き、そのあと鳥かごの上にも普通に降りた。鳥かごの中ではブランコに乗っていることが多いけれど、青菜を換えてやると、すぐに近くに寄って来て食べる。そのことからしても、ちゃんと見えるようになったようだ。ミーも天国で安心していることだろう。

0 件のコメント:

コメントを投稿