2021年12月29日水曜日

(25)年末年始

 

急に寒くなってきた。外に出るとすごく寒い。クリスマスも終り、あとはお正月を待つだけになった。今年は義姉が亡くなり喪中はがきを出してあるから年賀状を書く手間がない。毎年忙しい時期に年賀状を書くなんて馬鹿げていると思いながらも、これまではこちらの無事を知らせておく必要のある先には出してきた。それに最近は高齢を理由にした丁寧な賀状取りやめのお知らせが届くこともおおくなり、出す枚数はかなり減っている。わざわざ賀状取りやめのお知らせをくださることから考えても、年賀状は出す方にとって結構な負担になっているのではないか。とにかく年末の多忙なときに何枚も、それも新しい干支を考慮した葉書をつくるのは大変だ。そう考えるとこれから先、年賀状を出すという文化も先細りになるのではないかと思う。

 文鳥たちには年末年始もないだろうけど、鳥かごの周囲でガサゴソと片付けがなされたり窓ガラスが拭かれたりして、いつもと違ったせわしい空気を感じているかもしれない。今年は、フユがカーテンの布に足を引っかけて逆さづりになったものの大事には至らず、ほかには事故もなくみんな元気に過ごせた。最近またスーとフユが朝になるとケンカのような追いかけっこを鳥かご内で繰り広げるようになった。そのためスーは鳥かご内に差し出されたあやさんの手に乗って別の鳥かごに移動している。ほとんど毎日、午前中の大半は別居生活となっている。鳥かごを移るとき、ときにスーは逃げるように高い所に上がってしまうが、いつのまにかちゃんと移動先の鳥かごに入っているから、世話はないものの、変な習慣がついてしまわないかと心配だ。

2021年12月12日日曜日

(24)2021年12月12日

 

 今年も残り3週間となった。あっという間に1年が過ぎていく。それが年々スピードを増していくのは頭脳が緻密でなくなっていくからなのか。わからないが、友人や親しい人の死があって、自分の終わりが近づいているようにも思う。このコロナ禍にあっら2年間、残り少ない人生なのに無駄な時を過ごさせられたような気がしている。美容院の若い先生が言っていた「なんか、みなさん、この間に急に老けちゃったみたいで・・・」という言葉が心にささるように、確かにみんな元気がなくなった。

 老人にとっては短い期間で、たった2年とも思えるけれど、子供や若い人たちにとっては、大切な長い時間だったであろう。しかも、治療薬の登場など明るい兆しが見えてきたとはいえまだ終わったわけではないのだ。

 家から出るときには必ずマスクをつけるようになった。口紅をつける必要もない。クリーム1つあれば間に合う。歯が不揃いでも気にすることはない。おしゃれして出かけることもほとんどない。健康のために買い物に出かけるくらい。あとは眼科や歯科に行くくらい。味気ない日常だが、文鳥たちがいるので助かっている。

 今年の春にはチーが大往生して7羽になってしまったけれど、文鳥たちにとって、コロナ禍など、なんのその、元気に飛び回ったり卵を温めたりしている。。

 文鳥たちにもいろいろな思いはあるのだろうが、仲間やパートナーがいるので、あまり退屈はしてないようだ。彼らにとって、規則正しい毎日が続くというのがかなり大切なことのようだ。