2023年12月31日日曜日

(二十四)さよなら2023年

 

まもなく2023年が終わる。といっても文鳥たちには関係ないことだろうけど。今年の初めに7羽いた文鳥たちが今は5羽になってしまった。7月にクリーム文鳥のクリが9歳4か月で、9月にはシナモン文鳥でクリの子であるミーが8歳4か月で天国へ召された。

 それによりシルバー文鳥のピヨとクリーム文鳥のモカがそれぞれの鳥かごに独り残された。いまだにこの2羽のメスは寂しそうに見えるけれど、彼女たちももう若くない。いまペアで生活しているのはシナモン文鳥のフユとクリの子どもの白文鳥であるスーたちだけ。飼い主をはじめあやさんちは老齢世帯。それでも平和に暮らせたことは幸せなことだ。

 今年も戦争や災害で多くの人々の生命が奪われた。特に人が人の命を奪うことは許されない。こんなおぞましいことが兎年と共に去ってほしいと願う年の暮。

今年は日本でも世界でもこれまで世の中を覆っていた黒い霧の正体が露になってきた。来年には霧が晴れて明るい社会が訪れるよう祈るばかりである

 写真は長老のメグ


2023年12月11日月曜日

(二十三) モカちゃんの目

 

 12月だというのに日中の気温が20度にも上る日もある。それでも朝晩は冷え込んでいるから、冬の気候に違いないのだろうけど、夜と昼の寒暖差が大きいのは過ごしにくい。

 文鳥たちのところには夜になると二重の暖房が入るから、明け方の冷えにも万全だと思うものの、時には暑すぎないかと心配になる。二重の暖房というのはマットの暖房と電球型の暖房両方で、昼間は電球型の方は消している。夜は、それに部屋の暖房も加わるから、二重どころか三重の暖房ということになってしまう。

 文鳥は寒さに弱い。しかも年寄りばかりなのだからこれでいいように思うけど、電気代が気にならないといえば嘘になる。

 そういう点では寒くない冬は助かるけれど、冬の作物への影響などは、ありそうで心配だ。

 12月になって思い出すのは1日に1歳11か月で死んでしまった桜文鳥のチビのこと。やっと育った小さな体で3羽のヒナを育て、あの世に行ってしまった。その子たちがラン、スー、ミーだった。今残っているのはスーだけで、8歳8か月になる。ミーは今年の9月に死んでしまって、残されたのがクリーム文鳥のモカである。そのモカはいまだに寂しいのかよく鳴いているけれど、最近、いいことがあった。モカの目が元通りに見えるようになったようなのだ。

 鳥かごから久しぶりに飛び出したモカは真っすぐカーテンレールの上に飛んで行き、そのあと鳥かごの上にも普通に降りた。鳥かごの中ではブランコに乗っていることが多いけれど、青菜を換えてやると、すぐに近くに寄って来て食べる。そのことからしても、ちゃんと見えるようになったようだ。ミーも天国で安心していることだろう。

2023年11月25日土曜日

(二十二) フユちゃん6歳

 

 3年前のハロウィーンの日にまもなく3歳になるというシナモン文鳥のフユちゃんが、この家にもらわれてきた。そして妻を亡くした白文長のスーのお嫁さんになった。フユの誕生日は11月18日ということで、フユももう6歳。一番若いクリーム文鳥のモカさえ年が明ければ6歳になるというのだから、この家の住人はみんな若くない。そして未亡人(鳥?)が2羽と年明けには11歳になる白文鳥のオスのメグ。文鳥5羽と老人2人の平和な暮らし。思えば贅沢な話だけれど、テレビの向こうでは罪もない多くの人々が殺されているのは耐え難いことだ。

 人は何を求めて生きているのだろうか。立場を利用してたくさんの人々を殺戮することなど許されるわけもなく、それが同じ人間の形の生きものがなした悪行だというのは悲しいことだ。

 ところで忘れていたが、11月14日はピポがこの家からいなくなってしまった日だ。それはフーが死んだ2015年のことだったから、もう8年前の出来事になる。行方不明になったピポを探して近所を探しまわったけれど結局、見つからなかった。多分、その日、家に戻れずに死んでしまったのだと思う。6歳4か月だった。フーのことが大好きだったから、フーを探して外に飛んで行ったのかもしれない。フーとピポは本当に頭の良いメスの白文鳥で、いまでもこの2羽がかくれんぼをして遊んでいる姿が目に浮かぶ。ピポのことを考えると、いまだに胸が痛む。でも、それも遠い昔のことになってきた。

2023年11月11日土曜日

(二十一) 暑い夏が過ぎて

 

きょうは11月11日。肌寒い日となった。 数日前の最高気温は27度5分で、。11月になっても夏日が続くというおかしな気候に気味の悪さを感じていたが、ようやく一雨ごとに涼しくなってきたようだ。少しほっとしている今日この頃で、天気予報によると今日の最高気温は20度にも達しないということだった。文鳥たちのところにも明け方は煖房が入れられている。急な冷え込みで銚子がくるってしまわないかと心配になるけれど、今のところ元気そうで水浴びもしているから一安心。それに夏に夫を失ったピヨとモカは朝になると大きな声で鳴いている。うるさいのはやはり寂しいからだろうけど、まあ元気なら少しぐらいうるさくてもいいとしよう。

 文鳥たちにとっては平和な居間だけれど、そこにあるテレビにはパレスチナの惨状が映し出されて、人類は一握りの悪人たちによって多くの人々が苦しまなくてはならないという受け入れがたい状況にあり、何とかならないものかと胸が痛む毎日。

 そんななか、大谷翔平の日本全国の小学校への野球グローブ寄贈という明るいニュースが流れてきて、みんなの心を和らげる。

2023年10月25日水曜日

(二十)ピヨちゃんも7歳

 

 10月15日はシルバー文鳥のピヨちゃんの誕生日だったのに、気が付いたのは3日以上経ってからだった。それでも思い出したからよかったけれど、もう7歳になるなんて、まさに光陰矢の如し・・・。

もっとも ピヨの誕生日は生家の人から受け取ったとき、「10月の半ば頃に生まれた」と聞いたので、こちらで勝手に15日を誕生日にしただけだから、案外、気づいたその日が本当の誕生日だったかもしれない。あのときのピヨがもう7歳になってしまった。この家にきたとき手乗りになっていなかったピヨは体が大きいこともあってか、あまり鳥かごから出たことがなかったのか飛び方はバサバサという感じでスピード感に欠けていた。そのことと今よく飛べないことと関係があるかどうかはわからないが、やはり幼いとき飛べるようになってから間もなくの頃の環境が動きの器用さに影響しているように思う。パピもそうだったが、ピヨもブランコに乗らない。いつもブランコに乗っているモカとは、幼少時の過ごし方が違ったのではないか。それでもピヨはあまり飛べないとはいえ元気だから、クリとの別れの悲しみも、そろそろ癒えてきたようだ。あやさんだって年々老いてきて、ピョンピョン飛び跳ねたりはできなくなってきているんだもの。

そんなピヨは、夫が鳥かごの掃除をするときには、たいていメグやモカの鳥かごの上にいる。あまり飛べないから鳥かごの上をあちこち移動しているのが安全だし、みんなが見える高い場所にいるのでいいのかもしれない。

ところでやはり独り身になってしまったモカだが、たいていツボ巣の上にいるピヨと違って、鳥かごをのぞくといつもブランコに乗っている。夫がいうには大分見えるようになってきたらしい。たよりにしていたミーがいなくなってしまって困ることもあるのではないかと心配していたけれど、どうも見えるようになってきたようなのだ。だとしたらミーも天国で安心できるだろう。

2023年10月10日火曜日

(十九)体育の日は雨だった

 

 今年の体育の日は9日。元々は10日だったはずだけど、いつの間にかいろんな日付になっている。祭日を土日にからめてなるべく連休を作ろうということらしいが、なんだかしっくりこないのは、あやさんだけだろうか。それはともかく、この時期、運動会が行われるところが多いのに、なぜか天気に恵まれないから心配だ。

 そして急に寒くなった。先週までは夏のような日が続いていたのに、まるで秋を通り越してしまったかのように朝晩は冷える。そんなわけで鳥かごに夫がまた煖房器を取り付けたが、まだスイッチを入れて使ってはいない。冬に向かって準備ができたというところか、

 文鳥たちは皆元気で、モカももうミーのことを諦めたようで、呼んで鳴くようなことはなくなった。鳥かごをのぞくと、よくブランコに乗っている。ただ鳴き声は大きくて、朝になってあやさんが寝坊をしていると、やはり独り身になってしまったピヨとふたりで大声で鳴く。早く起きて鳥かごの覆いの布を外せということらしいが、この2羽はことさら声が大きい。相手がいなくなってしまったので、寂しいのかもしれない。その点、もう長いこと独り身のメグは老人のせいかあまり鳴かない。メグはもうじき10歳9か月になる老鳥だけれど、鳥かごの中は自在に動き回っている。ただ片足で立つのは難しいようで、羽繕いをしてよろけている。きょうなどはソファーの袖からよろけた拍子に飛び上がって、正面にある自分の鳥かごの入り口まで飛んだ。大した距離ではないものの、目指すところに着地できるからすごいじゃない! と感心する。 

2023年9月22日金曜日

(十八) 鳥かごとメグ

 

 ミーが天国へ行ってしまってから3週間が過ぎたが、モカは相変わらずミーを呼んで時々鳴いている。一方、ピヨのほうは、いよいよあきらめたのかあまり鳴かなくなった。モカもあと2週間もすれば静かになるだろう。

居間には6つ鳥かごが置いてあり、使っているのは5つ。文鳥は5羽になってしまったので、丁度文鳥の数だけだけれど、スーとフユはペアでいっしょに入っているから、実際に寝床となっている鳥かごは4つである。残りの1つは鳥かご掃除のときにメグが一時的に

入っているもの。これらの鳥かごを夫は順番に洗ってプチプちを換えている。 おとといには最後に洗った鳥かごに二人がかりでプチプチを貼った。これは余分な鳥かごなので、もうプチプチで巻く必要はないと思ってきくと、

「いまメグが入っている鳥かごは水色だろ。メグは、あれは一時的なものだと思って我慢しているんだ」という。メグの元々の鳥かごはピンクなので、メグはそれじゃないと気に入らないのだという。

「前に、ランがいたとき、下が水色の鳥かごになったら、ランだけは入ったけれど、メグはいやがって入らなかったんだ。そのときは無理やりいれたけれど、そのあとちゃんと元通りのピンク色のものにもどしたら喜んで入っていた。だから、またピンクに戻してもらえると思っている」

 そういって、、夫はこの前新しく貼り替えたメグの鳥かごをピンクのものに置き換えた。気難しいメグのことだから、そんなこともあるかもしれない。

きれいになった鳥かごはいいけれど、新しいツボ巣では困ったことが起きた。メグがツボ巣の糸に足を引っかけてしまったのだ。気が付いてツボ巣ごとメグを鳥かごから出し、からまった爪を外した。そして、伸びているメグの爪に気づいた夫がメグを抑えて爪を切った。

すると、あやさんの恐れていたことが起きた。あれほど深くきらないようにと注意したのに、生返事の夫が騒ぎ出した。メグはおとなしくしているが、やっぱり切り過ぎてしまったのだ。出血してしまったから線香に火をつけてもってこいという。それで足の先を焼いて血を止めようというのだから野蛮な話だ。あやさんは気が進まないが線香に火を点けようとするけれど、マッチがしけていてなかなか点かない。そうこうしているうちに出血は治まって、熱い線香をちょっと付けたかどうかというところで何とかなった。

 メグは不愉快そうだったけれど、おとなしく鳥かごにもどった。爪を切ってやったので引っかかる心配はなくなったが、これだからみんな爪切りをいやがるのだろう。ちなみにスーやフユなどは自分で爪を固いものに充てて削っているようなので問題ない。文鳥によっていろいろだ。

2023年9月6日水曜日

(十七) さよならミーちゃん

 

 9月1日は関東大震災から100年目の日だった。その日の朝、ミーは天国へ行ってしまった。あやさんが気づいたのは鳥かごの下の紙を取り換えるときで、手前に引いたら、そこに不思議な塊が転がっていた。なんだかわからないまま手に取ってみてミーだと気づいた。。まだ少し暖かかったが、もう死んでいると思った。それでも慌てて抱きかかえて温めるものの、やはり反応はなかった。

 あっけない死だった。こんな風に死んでしまうなんて・・・。

 起きてきた夫に話すと、

「そういえば、昨日はあまり元気がなかった。リンゴジュースも飲まなかった」といった。ミーは1か月半前に天国へ行ってしまったクリの息子で、まだ8歳4か月。確かに年寄りだったけれど、急に鳥かごの床に転がって死んでしまったなんて、ショックだった。

 このところミーはほとんど鳥かごから外に出なかった。妻のモカも同様で、2羽は仲良く暮らしていた。7月の初めころ、珍しく鳥かごから飛び出したミーは、向かいにあるカーテンレールの上まで上がった。そのとき、

「ミーちゃん、ちゃんと飛べるんじゃないの」とあやさんがいうと、夫がいった。

「ミーは飛べるんだけれど、細かい動きがうまくできないから鳥かごに戻るのが難しいんだよ」鳥かごの入り口弐ついている止まり木にうまく止まれないらしい。いったん鳥かごの外側につかまってから、入り口に近づいて入るという。細かい動作が苦手になっている。そのうえ羽毛の色もシナモンのはっきりした色が薄くなって見るからに年寄りっぽかった。夫はパーキンソンのような老人性の病気かもしれないといっていたから、そんなこともあって、少し早く寿命が尽きたのかもしれない。仕方のないことだ。また、モカがピヨのように夫のミーをときどき呼んで鳴いている。

 ミーはまるでいたずら小僧のように一緒に生まれたランを追いかけては、よくこず枯れていた。ランにだけでなく、あやさんにも叱られていたけれど、なかなか可愛い昔はすばしっこい文鳥だった。モカと一緒になってからは仲良く暮らして、目が悪くなったモカの面倒を優しくみていた。おとといミーはクリと同じように線香の空き箱に納められて庭にあるお墓のクリのそばに埋められた。ますます寂しくなっていく。

2023年8月26日土曜日

(十六) 外は猛暑

 

8月24日はピーちゃん(白文鳥・オス)、フーちゃん(白文鳥・メス)、そしてチーちゃん(シナモン文鳥・オス)の誕生日だった。といっても、もう3羽ともとっくに天国へ行ってしまっている。そしてこの誕生日は正確なものではない。3羽とも生まれてからこの家にもらわれてきた。ピーとフーは1歳くらいでペットショップから、チーは生後半年くらいで飼い主からゆずってもらった。だからこちらで勝手に決めた誕生着だった。

 ピーは2歳足らずで死んでしまったから、チーとピーはお互いに知らないけれど、チーはこの家に来たときからフーに惚れていた。おそらく一目惚れだったのだろう。やがてピポとチーは夫婦になるものの、それでもフーを追いかけていた。ピポもフーが大好きだったから、そのことでピポとチーの間でもめるようなことはなかったが、チーはなぜかフーをよく追いかけていた。実は、チーがこの家に来た時、ほんの少し前にもらわれてきた同じくシナモン文鳥のパピというオスが、すでにフーの新しい夫になっていた。そんなチーを気の毒に思って、チーの誕生日をフーと同じ24日にしたことを思い出す。

 もう昔のことだけれど、彼らたちとの懐かしい日々が目に浮かぶ。

 いまこの家にいるのはチーとピポの子孫とよそからお嫁に来たメス3羽。10歳7か月のメグ(白文鳥・オス)はチーたちの子どもで、スー(白文鳥・オス)とミー(シナモン文鳥・オス)はチーの孫にあたる。父親のクリは先月、9歳4か月で天国へ召されてしまった。

だから、 いまこの家にいる文鳥は6羽になってしまった。この家で過ごした文鳥の数は20羽を超えている。2007年からのことだから、もう16年になるのだろうか。

2023年8月12日土曜日

(十五) 猛暑と虫

 

 クリーム文鳥のクリちゃんが9歳4か月の一生を閉じてから、もうじき1か月になる。ピヨは独りの生活に慣れてきたようだが、ときどき大声で鳴いているから、思い出したように呼んでいるのかもしれない。それでも放鳥時にはソファーに座っているあやさんの後ろにきて、肩に乗ったり降りたりする。クリがいない今、独りであやさんにくっついているのは、そうしたいものの何となくこわごわ、といったところのようだ。

 2週間ほど前のことだった。夫が鳥かご掃除のときに、小さな虫がゾロゾロいるといいだした。それがダニなのかシケムシなのかわからないが、ダニの可能性も考えられるので、鳥かごの下にダニ取りマットというものを敷いた。そういえばクリのよく寝ていたツボ巣の中に夫がなんだかわからない黒っぽい塊を見つけたことがあった。そのツボ巣はすぐに捨ててしまったが、いま考えるとそれがクリの血を吸ったダニだったという可能性もあるらしい。そう考えると、クリが死ぬ前に貧血状態だったのも、うなずけてしまう。もしそうなら可哀そうなことをしてしまったと思う。ほかの文鳥はきれいなピンク色のくちばしをしているから、クリのようなことはないらしいものの、やはり年寄りのメグは心配なので、水道に連れて行って水浴びをさせることになった。ほかの子たちはよく水浴びをしている。メグは最近、あまり水浴びをしていないので、強制的に洗っているというほうが正確かもしれないが、とにかくダニがついていたら落とさなければならないと思った。メグ自身はかなり元気だけど、年寄りに変わりはない。

 そしてメグのツボ巣内に敷いた白い紙にも夫が小さな虫を見つけたので、新しいツボ巣に換えた。

 ここ数日、虫は見かけなくなったそうだから、ダニ鳥マットが効き目を発揮しているのだろう。となると、やはりあれはダニだったのかもしれない。そして、夫はまた鳥かごを順番に洗い始めた。

2023年7月22日土曜日

(十四) クリちゃん、さよなら

 

 7月15日のことだ。クリは朝からぐったりした様子で鳥かごの床に横たわっていた。抱き上げてえさを食べさせてもあまり食べなかった。体も温かくない。このところ体が冷えてくちばしのピンク色も薄くなっていた。貧血症状のようだった。そして、床に水とえさを置いて床暖房を用意することにしたが、その途中で、クリはあやさんの手の中で真っ白い大きな糞を出して、そのまま息絶えた。9歳4か月の一生だった。この家で生まれ、ケガも病気もなく、見た目のきれいなクリーム文鳥だった。メグの子どもで、メグより先に天国へ行くとは思っていなかった。あとに残されたピヨは寂しそうにしていたが、2日後には、ときどきクリを呼ぶように鳴いていた。まだしばらくは、思い出したようにクリを呼んで鳴くかもしれない。それでも、きのうなどはえさを乗せたあやさんの手に恐る恐る近づいてきて、そっと乗ってえさを食べた。そして、クリを探しているようだった。文鳥は細やかな気持を持っているから心配になる。天国からは妻だったチビとココ、それから産んで育ててくれたトビとユウ姉妹が迎えにきたかもしれない。

 そして、きょう22日は9歳2か月で天国へ行った白文長のマイの命日である。文鳥は9歳以上生きられたら大往生といえるだろう。

 これで、あやさんちの文鳥は6羽になった。オスが3羽、メスが3羽。

2023年7月14日金曜日

(十三) 文鳥たちの部屋

 

 7月も半ばとなり、もうじき梅雨明けになるようだ。この辺では梅雨といっても雨の降らない暑い日が多いが、九州などでは大雨が続いて河川の氾濫や土砂崩れなどの災害に見舞われ人命も奪われてしまっている。近頃の雨の降り方は異常で恐ろしい。これから先、人々は自然との共存をもっと考えていかなければならないだろう。自然環境や地球のことに多くの人が目を向ける必要がありそうだ。これから猛暑日が続くだろうと考えると、うんざりするのは、文鳥たちも同じかもしれない。彼らも何年も繰り返してきて、経験的に知っているはずだから。最年長のメグ(10歳半)は最近、元気だけれど、9歳4か月のクリは、相変わらず元気がない。そして、よく寝ている。文鳥も人間同様に年を取ると居眠りが多くなると思うけれど、メグに比べて飛べないしぐったりしているので心配だ。毎日、鳥かご掃除のときには、手に抱いてえさを食べさせている。

 きょうから鳥かご内の敷物が変わった。部屋の模様替えのようなものだ。これまでは新聞紙の派手な写真や活字のない部分を抜き出して使っていた。だから比較的紙面のおとなしい地方紙を採っていた。ほとんど鳥かごのために必要としていたようなものだった。きょうからは無地の薄いピンク色の紙に換えた。このほうがコストも手間もかからないので、新聞やさんには悪いけど仕方ない。

文鳥にとってもこのほうがいいはず。こうやってまた新聞をとる家が減って行ってしまうのも複雑な気持。昔はみんなが新聞を読んで、そしてそのあとの新聞は、いろんなことに使った。その中には新聞紙で折った兜などもあった。これからは古紙回収に出す回数も減るだろう。 でも、文鳥さんは、きれいなので喜んでいるはず。

2023年6月27日火曜日

(十二) クリと毎日

 

 今年も夏至が過ぎ、半分終わろうとしている。こんな風に思うようになったのは年を取ったせいだろうか。

 このところ毎日、午後になると老文鳥のクリを手に止まらせて、えさを食べさせたりヒーリングをしたりしている。すると妻のピヨもそばにやってきて、クリと一緒にあやさんの手に乗ってえさを食べるようになった。ピヨはよそからお嫁にきたシルバー文鳥で、もともと手乗りになっていなかったので、彼女はいまだに人の手が少し怖いらしい。それでもクリと一緒なら勇気が出るのだろう。恐る恐る手に乗ってえさを食べる。そして気持ちが落ち着くと、そばにあるあやさんの指をそっと噛んだりする。愛情表現なのだろうか。最初の数日は甘噛みだった。それが5回目ぐらいになると強く噛んだ。

「ピヨちゃん、痛いよ」というとすぐに止めたけれど、これも愛情表現なのか、それとも好奇心なのか、いずれにしても親しみをこめてのことだと思う。

 そして、スーもそばに飛んできて、自分をアピールして、肩に止まったりする。メグまでうらやましそうにしているので、クリのヒーリングが終わったら今度はメグに手の中のえさを食べさせる。まるで、数年前の光景が戻ってきたようだ。そういえばメグはクリよりも1歳以上年寄りなのに元気だ。ソファーの袖から鳥かごの上に飛び上がったのを見て、クリより高く飛べるような気がした。それでもクリも以前よりも元気になってきている。

 ミーとモカは相変わらず鳥かご内にいて、放鳥時も出てこない毎日が続いている。そんな中、きのう突然、ミーが鳥かごから飛び出して巻き上げカーテンの上に飛んで行った。

「あれ? ミーちゃん、飛べるの?」と聞くと、夫がいった。

「ミーは飛べるよ。ただ鳥かごに戻るなど、細かい動きの調整が必要な動きはむりなんだ」

 そんなことやモカの視力の低下などがあって、ミーはほとんど鳥かごから出ないらしい。一番元気に飛び回っているのがフユで、彼女が手に来たときに感じるのは丈夫そうな太い足。

そんな具合で、いまのところ7羽とも元気そうだ。

2023年6月11日日曜日

(十一) クリーム文鳥のクリ

 

先日、夫がくりとピヨのいる鳥かご内の止まり木にプチプチをつけて止まりやすいように幅を持たせた。知るパー文鳥のメスであるピヨはクリに比べるとまだ若い方だが、彼女も飛び方は相変わらずよくない。つまりあまり飛べないのだ。クリは鳥かごから出てもそれなりに飛んでいたが、最近は元気がなかった。今月末には9歳4か月になるのだから、もう寿命といえばそうだろうけど、まだ父親のメグは健在で10歳5か月になるのだから、クリもまだまだ生きられるはず。ここ数日、鳥かごから出したとき、手の中でエサを食べさせそのまま温めてヒーリングをしたら、だいぶ元気になってきた。きのうなどは、あやさんの手の中でゴロゴロいって気持ちよさそうに眠ってから、急に元気に飛び出したりして、かなり調子が戻ってきたようだ。

 そういえば最近は文鳥たちを手に載せてエサを食べさせることから遠ざかっていた。チーやマイの晩年は毎日何回か抱き上げてソファーでエサを食べさせていた。すると他の文鳥もそばに来てあやさんの肩に止まったりしたものだった、と思い出す。

 いま放鳥時に元気に鳥かごから出て高い所に止まったりするのはスーとフユのペアだけ。ミーとモカのペアはほとんど鳥かご内にいる。数日前にミーが鳥かごから飛び出したが、どこかに見えなくなってしまったと夫が捜し出した。あやさんがイーゼルの下にある丸井塊に触れたらそれがミーだった。どこかにぶつかって落ちてしまったのだろう。しばらく手の中で温めてから鳥かごに戻した。その日は少しおかしいようだったものの、翌日には元気になっていたので安心した。とにかく年寄りが多いので、いろんなことが起きる。

2023年5月28日日曜日

(十) 地震と文鳥

 

近ごろまた地震が多発している。おとといの夕刻には千葉県の房総沖でマグニチュード6.2のけっこう大きな地震があった。この辺の揺れは震度4くらいだったようだが、携帯からの警報音に身構えると間もなく大きく揺れた。こんなときまず気になるのは鳥かご。テーブルの高さの台に滑り止めの細長いマットを当てがってあるものの、台から落ちてしまったら大変だと思い、すぐにそばに行って声をかける。この時、鳥かごにはすでに布がかけられていたので、文鳥たちの様子は見えなかったが、彼らはやはり声も出さなかった。

 今この家にいる文鳥たちは年寄りが多いけれど、それでももう誰もあの東日本大震災の経験はない。だからさぞかしびっくりしたことだろう。

 とくに9歳3か月になるクリーム文鳥のクリは、数日前から元気がなかったようなので心配だった。もう5日ほど前になると思われる夫の鳥かご掃除のときだった。

「クリの様子がおかしい。頭を翼にもぐらせてなんだか痙攣を起こしていたみたいなんだ。このところあまり元気がないようだし心配だ」といったのだ。クリは元気な文鳥とはいえ、もう9歳を過ぎている。老化によって具合が悪くなったのかもしれないと思いながらその後様子をみていたら、今朝などは声も出していて普通に見えたからホッとしているところである。

 老文鳥といえばクリの子供のシナモン文鳥であるミーも8歳を過ぎた。そのせいなのか、それともミー自身の「白くなりたい」という願望によってなのかはわからないが、夫によると、ミーの頭の茶色は薄れて白髪のように白っぽくなってきたらしい。シナモン文鳥で11歳7か月生きたミーの曽祖父であるチーでもそんなことはなかった。そう考えると、やはりミーは自分の願望によって白っぽくなっているのだろうか。不思議だが、ミーが祖父のメグや父親のクリ、兄弟のスーよりも一番、年寄りに見えるのは、そのせいだろうか。動きも鈍いようなきもするけど。

2023年5月13日土曜日

(九) PCのアップデート

 

最近、腹立たしいことがいくつかある。社会問題でいえば難民たちが今以上に酷い扱いを受ける入管ん法の議会への再提出、マイナンバーカードへの健康保険証の紐づけという時代錯誤の政策、さらには軍事費の増額、原発の使用期間の延長という反省のない愚行、などなど・・・。

 この国の政府はますますおかしくなっていく。けれどもそのことはかならずしも多くの人々に伝わっていない。やはりマスメディアが本当におかしくなってしまったのだ。そして、みんな自分たちの暮らしに追われている。何かおかしい。昔と違う。

 私個人では、パソコンの機能更新プログラムというのに、うんざりさせられている。これがしょっちゅう送られてきて、あるアプリが邪魔するから、更新のためにそのアプリを外せという。つまり、自分たちのプログラムに対応していないから邪魔だといわんばかりなのだ。そのアプリはピーシートーカーという文字を読ませるもので、目の悪い私がパソコンを使用するには必要なもの。もともとパソコンに組み込まれているナレーターなるものとは出来がちがうのだ。それをいちいち外せなんていわれても簡単ではない。また読み込ませなくてはならないのだから。ふざけるなといいたい。夫のおさがりのパソコンをもらって自分専用のパソコンを持ってから20年以上になると思うが、昔はこんなわずらわしさはなかった。自分のパソコンが勝手に操作されて邪魔されるなどというようになったのは最近のことだ。少しくらい便利になったとしても、快適に使えないということは、進化どころか退化ではないだろうか、もっと単純に快適に使える代物は現れないだろうか、

 そう思う時、文鳥さんがうらやましい。

2023年4月26日水曜日

(八) なつかしいピーちゃん 

 

 所属する文芸サークルの記念誌が印刷されて送られてきた。きれいな表紙に満足している。表紙にある写真はまんまると太った白文鳥。ピーちゃんのダルマさんのような正面姿。実に可愛い。

 ピーちゃんはこの家に来て1年後にフーと一緒に小鳥やから買ってきた文鳥。事故がもとで2年足らずで天国へ行ってしまった。実に賢い鳥で、さえずる曲はモーツアルトのアイネクライネだった。友人にその話をしたら、「そう聞こえるだけさ」とあっさり片付けられたけれど、ピーはいつもCDでその曲を聴いていたから、それ以外のさえずり方は知らなかったのだと思う。長々とさえずっていた。

 もう14年前になるが、ピーたちの鳥かごにバードバスを取り付けたときのことを思い出す。初めて見るバードバスに関心はあるものの中に入るのをためらったピーは、フーにせっついてバードバスに追いやり先に浴びさせた。フーもおそるおそるだったけれど、ピーに追いやられるようにして水に入っていた。今でもその光景が目に浮かび、思わず笑ってしまう。

 水浴びといえば、最近おもしろいことがあった。夕方、バードバスの水を替えるときのことだった。ミーとモカの鳥かごの前に行きバードバスを外す。すると何か変。いつもと何か違う。よく見ると中に白いものがあるような気がする。モカかもしれないと思ったが、動かない。鳥なら普通はびっくりして飛び出すはず。

あやさんは変だと思いながら、もしやと思ってバードバスを鳥かごの設置場所にもどした。すると、ガラガラと水浴びの音がして、バス内に水滴がついた。

 やっぱり、中に見えた白いものはモカだった。モカもあやさんも目が悪いから、こんなことが起きたようだが、モカとしては動かないのが一番だと思ったのだろう。

            


2023年4月11日火曜日

(七) スーちゃん、ミーちゃん、8歳!

 

4月10日は白文鳥のスーとシナモン文鳥のミーの誕生日だった。彼らがこの家で生まれて8年経ったわけだ。一緒に生まれたクリーム文鳥のメス・ランちゃんは、頭をドアにぶつけたことが原因で、もう天国へ行ってしまっている。ミーとスーは元気だけれど、結構な老鳥になってしまった。それでもスーは活発に飛び回っていて、放鳥時には妻のフユと一緒に巻上げカーテンまで飛び上がって潜ったりしている。一方、ミーのほうは、妻のモカに付き合ってかどうかはわからないが、ほとんど鳥かごから出なくなった。クリーム文鳥のモカは相変わらず目が悪いらしい。それでも仲睦まじく過ごしているのであまり心配はしていない。

 一緒に生まれた文鳥が同じような環境で過ごしてきても、その老い方にはかなり違いがあるものだと、スーとミーを比べて思う。

 写真は  フユと一緒のスー

      


   

       ブランコに乗っているミー

          


2023年3月26日日曜日

(六) お彼岸も過ぎて

 

3月21日はお彼岸で、シナモン文鳥で長生きをしたチーちゃんの命日だった。11歳7か月の長寿で、最期はあやさんの手の中でリンゴジュースを飲んでから眠るように死んでいった。理想的な大往生だったかもしれない。

 チーはどちらかといえば小食だった。今この家にいる最年長の文鳥はめぐで、10歳2か月の白文鳥。メグはチーの子どもだけれど、昔から食べることが大好きな大食漢で、いまでもえさを換えると、待ってましたとばかりに、そのえさを食べだす。

 長生きの秘訣は小食かと思っていたけれど、メグを見るとそうでもないらしい。とはいえ、あまり太っていると飛んだり跳ねたりが大変なのではないかと勝手な心配をしてしまう。

 いずれにしても、元気で長生きしてもらえれば、それ以上のことはない。

 まだWBC日本優勝の余韻が続くなか、文鳥たちはテレビから流れる再放送の野球の声援の中にいる。これも平和な環境にいられるからなのだろうと、感謝の気持ちに包まれる。

2023年3月11日土曜日

(五) WBCが始まった

 

今朝がた、地震の揺れで目が覚めた。たいした揺れではなかったようだが、12年前の東日本大震災が思い出される。ちょうどきょうは3月11日である。いつも地震と隣り合わせのこの国では、今後も何が起こるかわからない。島国だから津波にはかなわないし、原発も相変わらず安心できる状態ではない。

そんなこの頃、 3月とはいえ、日中は5月の暖かさ。文鳥たちもよく水浴びをしているから、換羽が近いのかも知れない。テレビではWBCの試合やそれにまつわる情報が紹介され、日本中が沸き立っている。それにしても大谷翔平という選手は素晴らしい。誰もが彼のファンになってしまうのはうなずける。彼の謙虚でポジティブな考え方に励まされることも少なくないから、まあ、今の世の中の太陽といってもよい存在に思える。

 文鳥たちも、あやさんと一緒にテレビを観ているだろうから、あやさんの機嫌のよさも感じていることだろう。とはいえ、文鳥たちが、それを良しと思うかどうかはちょっと疑問だ。彼らの就寝時刻をすぎても居間のテレビが点いていたりするのは、歓迎できないだろうから。

 文鳥たちはみんな元気だ。春は彼らにとっても、心がウキウキする季節かもしれない。クリーム文鳥のクリは2月末で9歳になった。クリはこれまでケガや病気と、ほとんど無縁で過ごして来た。生まれたときも3羽の兄弟の中で、いちばん体が大きかった。そして3羽の子どもの父親になった。相手も最初の妻が若くして亡くなったため、3度結婚した。9歳になった今でも元気で、おじいさんという感じではない。文鳥にもいろんな一生がある。

2023年2月22日水曜日

(四) 2月22日(フーフーフー)

 

きょうはメスの白文鳥だったフーちゃんの命日。フーと別れたのは2015年のことだったから、もう8年になる。このブログを始めたのも、フーの死がきっかけだった。そろそろ300回になろうとしている。

 以前にも書いたように、白文鳥のピーとフーがペットショップからこの家に来て、それから、たくさんの文鳥を飼うことになったわけだが、それにはピーの死という悲しいきっかけもあった。そして、ピーの死後にやってきたやはり白文鳥のピポのせいでもあった。というのは、ピーはオスだったが、ピポはメスだったので、フーとピポそれぞれに夫を迎えることとなったからだ。

この3羽の白文鳥は特に賢かった。ピーとフーの2羽はさしえの段階からここにきたので、あやさんたちのことを親だと思っていたように思う。ピーなどは多分、将来には人間のように成長するつもりだっただろう。彼らは多くの時間を鳥かごの外ですごしていた。家中を飛び回って、そして、ある時、水浴びのあと、フーを追いかけてユウターンをしたときどこかにぶつかって落ちてしまった。その時は一命を取り留めたものの、だんだん飛べなくなって、死んでしまった。そして、フーのピーを捜す姿に耐えきれなくなったあやさんたちは、ピポをもらってきた。

まだ生まれて1か月足らずのピポだったが、フーがい優しくいろいろ教えて、ピポもフーが大好きになった。このとき、あやさんたちは、ピーの賢さの陰に隠れていて気付かなかったグーの賢さを認識することになった。フーとピポの遊びは高度なもので、カーテンの陰に隠れたフーを鬼になったピポが見つけるときなど、ちゃんと見えないところで鬼が数を数えるように待ってから、見つけに行った。そんなピポにも感心した。

 けれども、文鳥はなるべく鳥かごに入っているほうが安全だ。フーも何度か下に落ちて、病院に行ったりして、満身創痍での半生だった。ほかの子も風呂場に行ったり玄関の傘立てに入ってしまったり、文鳥の数が増えると、いろんな子がいて、危ないことも多いのである。

 

2023年2月12日日曜日

(三) 文鳥の青菜

 

 おとといは大雪注意報がでていたけれど、この辺りは雨だった。きのう、きょうは打って変わって穏やかな陽光の注ぐ日となった。文鳥たちも春が近いとわかるのか、バードバスでの水浴びの回数が増えたりしている。鳥かご内の菜差しの青菜も売れ行きがいいようだ。

 世界ではいま、戦争に加えトルコやシリアの大地震が起き、多くの人の命が奪われている。悲しいことだ。

日本では、ちょうど12年前の3月に東日本大震災に見舞われた。あのときのことを思い出すと、文鳥たちも結構、大変だった。水が出なくて水浴びどころではなく、サラダ菜もままならなかった。夫がやっと手に入れて、文鳥たちに食べさせたことを思い出すが、いまこの家にいる文鳥は、だれもあのときのことを知らない。。。

青菜といえば、毎日、主にサラダ菜を入れている。同じサラダ菜でも、おいしいものとそうでないものがあるらしい。やはり春物はやわらかくて、見るからにおいしそうなので、みんなよく食べる。夏や冬のサラダ菜の多くは、外側の葉などは特に、厚ぼったくなっていてゴワゴワしているから、みんな好きではないらしい。人気があるのは、サラダ菜の芯に近い部分で、ほかは緑色をしているのに比べ、この部分は黄緑色や黄色をしていて、柔らかく甘いはずなので、ほとんどきれいに食べられている。この芯の部分は順番に鳥かごに配っていて、回ってくるのは4日に1回くらい。もしかしたら、それが来るのをみんな楽しみにしているのかもしれない。そう思って、こちらもなるべく間違えないようにと公平を期すよう心掛けている。何しろ彼らは暇だから、こちらのやることを結構ちゃんとチェックしているようなのだ。

 

2023年1月23日月曜日

(二) メグちゃん10歳

 

 白文鳥のオスのメグが10歳になった。写真をとったら、年齢があらわになっていて、みすぼらしい。ちょっと気の毒な気がするので、2年前の誕生日に撮った写真も一緒に掲載することにした。風貌とは関係なく、メグは元気で食欲もある。飛ぶのは困難だけれど、少しならとび上がれる。

 モカも今月末には5歳になる。鳥かごの暖房がきいているせいか、今のところみんな元気で過ごしている。

 

しゃしんは10歳になったメグ。もう1枚は2年前の8歳誕生日のメグ。

   




2023年1月9日月曜日

【一】 2023年の文鳥たち

 

新年、明けましておめでとうございます。

。年頭にあたり、今年もまた文鳥たちを年長順に紹介します。

 

1、    メグ・・・9歳11か月、オス、白文鳥

2、    クリ・・・8歳10か月、オス、クリーム文鳥

3、    スー・・・7歳8か月、オス、白文鳥

4、    ミー・・・7歳8か月、オス、シナモン文鳥

5、    ピヨ・・・6歳2か月、メス、シルバー文鳥

6、    フユ・・・5歳1か月 メス シナモン文鳥

7、    モカ・・・4歳11か月、メス、クリーム文鳥

 

ペアになっているのは、クリとピヨ、スーとフユ、ミーとモカ。みんなずいぶん年を取ってしまったけれど、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 白文鳥のメグが15日で10歳になる。この家では2番目に長生きだ。1番長生きだったのはシナモン文鳥のチーで、11歳7か月生きた。あとは長くても9歳までだったから、10歳を迎えることは大変おめでたいこと。そんなメグをはじめ、文鳥たちにとってももちろん、人間社会においても、平和で良い年になりますように。