2022年12月27日火曜日

(25) 寅年も終わる

 

2022年も残りわずかになった。今年のはじめに7羽だった文鳥は、そのまま無事に年を越せそうだ。少しの怪我はあったけれど、一応みんな元気で年末を迎えられたことは、うれしい。そして、多分ヒナの誕生は望めないと思うけど、3組のカップルともツボ巣に卵を抱えている。メグも元気だし。よい状態で新しい年を迎えられそうだ。

 もうピヨとモカは産まないのかと思っていたので、また元気になってきたのだろう。ピヨはまだ元のようには飛べないし、モカの目も治っていないようだけれど、ちゃんと卵を産んだので、ホッとしている。モカの夫のミーが動きが少し悪くなっているようで、パーキンソンかもしれないと、ちょっと心配なこともないわけではないが、世界をみれば、そんなことはたいしたことではない。

 今年、世界は戦争とパンデミックに襲われて、多くの命が失われた。それを考えれば、あやさんちの文鳥たちは平和な日々を過ごすことができた。来年にはオス文鳥がそれぞれ10歳、9歳、8歳になる。老文鳥たちのためにも、おだやかな気持で、静かな新年を迎えたい。

 ことしもお世話になりました。皆様どうぞ、 よいお年をお迎えください。

 

2022年12月11日日曜日

(24) 文鳥の心

 

12月12日はルミの誕生日。9歳以上生きたシナモン文鳥のメスだった。この家のメスでは一番長生きで、ケガや病気など心配するようなことは、ほとんどなかった。夫のマイとの間にヒナは生まれなかったけれど、マイはやさしい白文鳥で、2羽は仲の良いペアだった。長生きをするには元々の体質もあるだろうけど、なんといっても心の平安が大切なような気がする。優しい夫を持つことはメス文鳥にとっては大事なことのように思う。この家では意地悪な文鳥はいないが、自分勝手な者はいる。特にオス文鳥は威張る傾向にあり、彼らが優しくなるのは少し年齢がいってからというのが多い。

 文鳥たちを見ていると、いま騒がれているカルト信者たちの家庭崩壊のさまが、いろいろなことを考えさせる。なぜ人間は、これほどまでにとんでもないことを信じ、そのために家族にまで大きな苦しみを与えて生きて行けるのか、不思議でならない。文鳥には恐らくマインドコントロールなどというものはないのだろう。人間の脳は進化しすぎて、かえってもろくなってしまったのかもしれないと思ったりもする。