7月22日はマイの一周忌だった。いまはマイの代わりにシナモン文鳥のチーを抱いてえさを食べさせている。マイとチーの抱き心地は少し違うが、どちらも不自由な老体をすっかりこちらの手の中に預けているのは同じであって、2羽が重なってなんとも愛おしい。
チーはあと1か月で11歳になるけど、鳥かごの中を歩いてえさを食べたり水を飲んだりできる。ときには水の入った平べったいお皿(いつもこれを飲んでいる)に乗って水浴びの真似事をして、鳥かごの床をびしょびしょにしてしまっている。
マイはそんなこともできなかったから、水道の蛇口の下に連れて行って水をかけてやっていた。マイは素直でおとなしく従っていた。そして、そのあと身体を温めてやるとしばらく眠った。
チーは時々背中の方に水をかけて洗ってやるものの、自分でお皿に腹ばいになって浴びるほうが好きなようだ。そういえばチーはいつも自分の鳥かごにある水飲みの容器で水浴びをしていた。それもたいてい鳥かごを開けて訪朝してもらえる直前のことだったから、「チーは必ずお出かけ前にきれいにしている」などと思っていた。
それにしても年を取るというのは文鳥さんでも大変なことのようである。 写真は
在りし日のマイちゃん