2023年10月10日火曜日

(十九)体育の日は雨だった

 

 今年の体育の日は9日。元々は10日だったはずだけど、いつの間にかいろんな日付になっている。祭日を土日にからめてなるべく連休を作ろうということらしいが、なんだかしっくりこないのは、あやさんだけだろうか。それはともかく、この時期、運動会が行われるところが多いのに、なぜか天気に恵まれないから心配だ。

 そして急に寒くなった。先週までは夏のような日が続いていたのに、まるで秋を通り越してしまったかのように朝晩は冷える。そんなわけで鳥かごに夫がまた煖房器を取り付けたが、まだスイッチを入れて使ってはいない。冬に向かって準備ができたというところか、

 文鳥たちは皆元気で、モカももうミーのことを諦めたようで、呼んで鳴くようなことはなくなった。鳥かごをのぞくと、よくブランコに乗っている。ただ鳴き声は大きくて、朝になってあやさんが寝坊をしていると、やはり独り身になってしまったピヨとふたりで大声で鳴く。早く起きて鳥かごの覆いの布を外せということらしいが、この2羽はことさら声が大きい。相手がいなくなってしまったので、寂しいのかもしれない。その点、もう長いこと独り身のメグは老人のせいかあまり鳴かない。メグはもうじき10歳9か月になる老鳥だけれど、鳥かごの中は自在に動き回っている。ただ片足で立つのは難しいようで、羽繕いをしてよろけている。きょうなどはソファーの袖からよろけた拍子に飛び上がって、正面にある自分の鳥かごの入り口まで飛んだ。大した距離ではないものの、目指すところに着地できるからすごいじゃない! と感心する。 

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