2023年2月22日水曜日

(四) 2月22日(フーフーフー)

 

きょうはメスの白文鳥だったフーちゃんの命日。フーと別れたのは2015年のことだったから、もう8年になる。このブログを始めたのも、フーの死がきっかけだった。そろそろ300回になろうとしている。

 以前にも書いたように、白文鳥のピーとフーがペットショップからこの家に来て、それから、たくさんの文鳥を飼うことになったわけだが、それにはピーの死という悲しいきっかけもあった。そして、ピーの死後にやってきたやはり白文鳥のピポのせいでもあった。というのは、ピーはオスだったが、ピポはメスだったので、フーとピポそれぞれに夫を迎えることとなったからだ。

この3羽の白文鳥は特に賢かった。ピーとフーの2羽はさしえの段階からここにきたので、あやさんたちのことを親だと思っていたように思う。ピーなどは多分、将来には人間のように成長するつもりだっただろう。彼らは多くの時間を鳥かごの外ですごしていた。家中を飛び回って、そして、ある時、水浴びのあと、フーを追いかけてユウターンをしたときどこかにぶつかって落ちてしまった。その時は一命を取り留めたものの、だんだん飛べなくなって、死んでしまった。そして、フーのピーを捜す姿に耐えきれなくなったあやさんたちは、ピポをもらってきた。

まだ生まれて1か月足らずのピポだったが、フーがい優しくいろいろ教えて、ピポもフーが大好きになった。このとき、あやさんたちは、ピーの賢さの陰に隠れていて気付かなかったグーの賢さを認識することになった。フーとピポの遊びは高度なもので、カーテンの陰に隠れたフーを鬼になったピポが見つけるときなど、ちゃんと見えないところで鬼が数を数えるように待ってから、見つけに行った。そんなピポにも感心した。

 けれども、文鳥はなるべく鳥かごに入っているほうが安全だ。フーも何度か下に落ちて、病院に行ったりして、満身創痍での半生だった。ほかの子も風呂場に行ったり玄関の傘立てに入ってしまったり、文鳥の数が増えると、いろんな子がいて、危ないことも多いのである。

 

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