2025年5月25日日曜日

(十) 文鳥さんは静か

 

最近は雨の日と晴れの日が交互にやってくる。もう梅雨が近いのかもしれないと思えるが、まだ五月なのだ。文鳥さんも眠そうで静かにしていて、モカなどはほとんど鳴き声がしない。フユはそれでも朝に覆いの布を外すときやテレビで気象予報が始まったときなどにピッピと鳴くから、まだ愛想がある。やはりモカはおとなしく、フユは活発という性格の違いなのか。

 国内は米の価格高騰で騒がしい。国会前では長年の財務省の嘘がいよいよ国民にバレてきてしょっちゅう集会やデモが行われている。けれども不思議なことにテレビや新聞など大手マスコミはだんまりを決めていて恐ろしいほどの情報統制が広がっている。80年前の戦争も国民に本当のことを知らせずに起きた。国民が知ったときはもう遅かった。同じことが起きようとしている。どの国も国民の多くは戦争など望んでいない。なぜか一部の変な者たちによって起こされてしまう。先日、千葉市の幕張メッセで武器見本市が行われたようだが、ほとんどの人がそんなことも知らない。公共の施設を貸し出す千葉県のだらしなさにも腹が立つ。私はネットで知ったが、そこにはイスラエルのガザの人々を殺傷したドローンも展示されているそうだ。そして多くの人がそのことをしらない。だから反応しない。恐ろしいことばかり。

2025年5月10日土曜日

(九) 連休も過ぎて

 

きょうは雨模様の一日。文鳥たちも眠いのか静かだ。そろそろ換羽が始まるのかもしれない。夕方に水浴び容器の水を換えるとき、最近では以前と違うことに気づく。これまではフユの容器はきれいなままで使ってない様子だった。スカイカフェの飲み水で浴びることが多かった。そして夫によるとフユはモカのところで水浴びをしていて、フユの浴びたあとにモカが浴びているとのことだった。そのためフユが浴びたあとモカがきれいな水で浴びられるように水を換えたりしていた。それが最近ではフユの鳥かごの水浴び容器に水浴び後の水滴がついている。どうもフユも自分の部屋で水浴び容器に入って浴びるようになったらしい。何かあったのだろうか。わからないけど、これが普通だから心配はないだろう。

今月3日はこの家で初めてヒナが生まれた日だった。白文長のマイの誕生日で、それはもう15年も前になる。母親のフーが自分の口から反芻したエサをマイの口の中にクチバシで入れて食べさせている鮮明な光景が目に浮かぶ。みんなが幸せな瞬間だった。あのときこの家には5羽の文鳥がいた。それから8羽になって、そのあとに東日本大震災に襲われた。その後も1年近く家が揺れていたり工事になったりして、大変な時期をおくることになった。でも文鳥たちと一緒で心穏やかに過ごしてこられたと思う。いまは2羽になってしまったけれど、文鳥さんのいない生活は考えられない。モカとフユ、長生きしてね。