2025年6月26日木曜日

(十二)暑い6月、エアコンが止まった

 

 毎日30度以上の蒸し暑い日が続いている。そんななか家のエアコンが壊れてしまった。業者を呼んでみてもらったが、もう古くて直す部品がないといわれた。さらにもっと安価な壁掛け式のルームエアコンにすると良いと勧められた。これまでのエアコンは天井から各部屋に送風されるものでかなり金額が張るものらしい。いまどきは小さくて良い壁掛けのエアコンが安価で飼えるようだ。実はそういわれることも予想していたので、先日、近くの電気天から見積もりをもらっていた。エアコン自体は大分安いが、電源盤から配線する工事などに結構お金がかかる。それでもこのほうがずっと経済的なのでこれを頼むことにした。問題は、これ1台で間に合うかどうかだが、とにかく一日でも早く取り付けて欲しい暑さだ。

文鳥たちも暑いだろうが、彼女たちは寒い方が苦手。それほどぐったりした様子は見られないので安心だ。あやさんの世話にも大分慣れてきて、けっこうスムーズにえさやりもできるようになった。

2025年6月12日木曜日

(十一)文鳥さんのお世話

 

 いよいよ梅雨入りになったのか、きょうは晴れているもののおととい昨日と雨が降り続いた。もう6月も三分の一過ぎたのだから梅雨になってもおかしくない。わりあい温かい雨だった。

 最近、夫の都合で文鳥たちの世話はあやさんに委ねられている。ひところと違って文鳥たちといっても居るのはフユとモカの2羽の文鳥だけ。鳥かごは2つだけだ。

 それでも夫に教わったようにえさを換えるのは難しい。とにかく目が悪いのだから。

 これまであやさんがやってきたのは、鳥かごの床の紙の交換、鳥かごの下の方に付いているバードバスの水交換、下のえさ入れの皮付きえ、それと青菜の交換だった。それだけでも面倒なのに、これらにいままで夫がやっていたことも加わったから鳥かごは2つだけとはいえ時間がかかるのだ。

 まず鳥かごの中を拭いて糞をとり、ツボ巣も外してきれいにする。それがけっこう面倒で、フユはその間隣のモカの鳥かごに入ったりカーテンレールの上に行ったりするのでやりやすいものの、モカは鳥かごから出ないでブランコに乗っていた李するからやりにくい。時々バサバサと暴れたりする。そして、それが終わるとスカイカフェの中のものを入れ替える。スカイカフェはそれぞれに4つ着いていて一つにはボレー、その隣のカフェには水、反対側についているカフェ二つには、まず文鳥専科、もう一つにはむきえとカナリーシードとビスケットの組み合わせが入っている。これらをいちいち入れ換える。けっこう時間がかかる。それにスカイカフェの水は昼間の一時だけリンゴジュースに入れ換える。まあ、至れり尽くせりの環境なのだ。これも長年の夫の経験から生まれた飼育様式なのだろうけれど、これ以上鳥かごがあったらとても大変だ。それでも相手は家族のような文鳥たちだからと、あやさんは面倒でも言われたとおりにやり続けている。

2025年5月25日日曜日

(十) 文鳥さんは静か

 

最近は雨の日と晴れの日が交互にやってくる。もう梅雨が近いのかもしれないと思えるが、まだ五月なのだ。文鳥さんも眠そうで静かにしていて、モカなどはほとんど鳴き声がしない。フユはそれでも朝に覆いの布を外すときやテレビで気象予報が始まったときなどにピッピと鳴くから、まだ愛想がある。やはりモカはおとなしく、フユは活発という性格の違いなのか。

 国内は米の価格高騰で騒がしい。国会前では長年の財務省の嘘がいよいよ国民にバレてきてしょっちゅう集会やデモが行われている。けれども不思議なことにテレビや新聞など大手マスコミはだんまりを決めていて恐ろしいほどの情報統制が広がっている。80年前の戦争も国民に本当のことを知らせずに起きた。国民が知ったときはもう遅かった。同じことが起きようとしている。どの国も国民の多くは戦争など望んでいない。なぜか一部の変な者たちによって起こされてしまう。先日、千葉市の幕張メッセで武器見本市が行われたようだが、ほとんどの人がそんなことも知らない。公共の施設を貸し出す千葉県のだらしなさにも腹が立つ。私はネットで知ったが、そこにはイスラエルのガザの人々を殺傷したドローンも展示されているそうだ。そして多くの人がそのことをしらない。だから反応しない。恐ろしいことばかり。

2025年5月10日土曜日

(九) 連休も過ぎて

 

きょうは雨模様の一日。文鳥たちも眠いのか静かだ。そろそろ換羽が始まるのかもしれない。夕方に水浴び容器の水を換えるとき、最近では以前と違うことに気づく。これまではフユの容器はきれいなままで使ってない様子だった。スカイカフェの飲み水で浴びることが多かった。そして夫によるとフユはモカのところで水浴びをしていて、フユの浴びたあとにモカが浴びているとのことだった。そのためフユが浴びたあとモカがきれいな水で浴びられるように水を換えたりしていた。それが最近ではフユの鳥かごの水浴び容器に水浴び後の水滴がついている。どうもフユも自分の部屋で水浴び容器に入って浴びるようになったらしい。何かあったのだろうか。わからないけど、これが普通だから心配はないだろう。

今月3日はこの家で初めてヒナが生まれた日だった。白文長のマイの誕生日で、それはもう15年も前になる。母親のフーが自分の口から反芻したエサをマイの口の中にクチバシで入れて食べさせている鮮明な光景が目に浮かぶ。みんなが幸せな瞬間だった。あのときこの家には5羽の文鳥がいた。それから8羽になって、そのあとに東日本大震災に襲われた。その後も1年近く家が揺れていたり工事になったりして、大変な時期をおくることになった。でも文鳥たちと一緒で心穏やかに過ごしてこられたと思う。いまは2羽になってしまったけれど、文鳥さんのいない生活は考えられない。モカとフユ、長生きしてね。 

2025年4月26日土曜日

(八) 連休間近

 

このところ朝夕はまだ気温の低い日も多いが日中の気温は20度を超えて暑い日も増えてきた。2羽の文鳥は静かにしていることが多く、そろそろ換羽の季節を迎えるのかもしれない。

先日、もう60歳になった昔の小学4年生たち4人に会った。50年前がそのままよみがえって私も20代の若々しい気分になれた。彼らが若い頃はまだ日本は豊かで楽しかったといった。そのあとの世代が就職氷河期といわれる日本経済が冷え切った大変な時期だった。それからずっと日本の景気は冷え続き、いまでは若い人が貧しく結婚もできないため少子化が激しくなっている。この30年余り、ずっと景気は低迷し最近では国民の不満が沸点に達してきた。政府がここまで無能な国は少ないだろう。無知なくせによくも国会議員などやっていられるものだと呆れるばかりの日ともいるが、それも国民が選んだ人たちなのだからと反省するしかない。けれどもマスコミが報じなくてもいよいよ国民の多くは気づき始めた。「消費税廃止」「財務省解体」を叫び出し「百姓一揆」のトラクターでもまで起こしたのだ。おそらく日本は変わるだろう。変わらなければ滅びてしまう。外人に乗っ取られかねない状態なのだから、いくらお人好しの日本人でも黙ってはいられないはずだ。

 今年の連休は飛び石ということもあって、日本人の多くは行楽気分にもなれないかもしれない。

2025年4月10日木曜日

(七) ラン、スー、ミーが生まれた日

 

数日間の寒い日があり、その後また暖かい春の日がやってきてきょうも先ほどまで晴れの天気だったが、急に曇りだした。そして強い風が吹いてきたから、これから崩れて雨が降り出すのかもしれない。

 4月10日はこの家で最後にヒナたちが生まれた日だ。クリーム文鳥のラン、白文鳥のスー、そしてシナモン文鳥のミーの三兄弟が生まれた日。母親は体の小さな桜文鳥のチビで父親はチビの兄弟の身体の大きなクリーム文鳥のクリだった。

 2015年のことで、その年の2月には白文長のフーが、そして4月の初めにはフーの子供の桜文鳥のナナが天国へ召され、家中が悲しみに沈んでいるときだった。やっと育った小さなチビが3つも卵を産んでかえしたのだからヒナたちが生まれたときは驚いたし、喜びに満ちたのも当然だった。チビは小さな体でエサをヒナたちに与え、必死に育てた。夫のクリも手伝ったものの、頼りない感じで、ほとんどチビが育てたといってもいいだろう。そのためチビはやっと上がれるようになっていたカーテンレールの上に二度とあがれなくなってしまった。そのチビは11月になってまた卵を産もうとして力尽きて12月1日に短い一生を終えた。この年の11月には白文長のピポもいなくなり、4羽が去って3羽が訪れたあわただしい一年だった。

 そんなランもスーもミーももういない。いるのはお嫁に来たフユとモカの2羽だけ。

 あれから10年も経ったのだ。その間、ほとんど遠出をすることもなく毎日、文鳥たちと過ごしてきた。悲しいことも心配なこともうれしいことも楽しいこともあった歳月を、このどんよりした空の下の、ラン、スー、ミーの誕生日に思い返す。そして墓石のある庭を見る。

 いま、人間社会はトランプ関税で揺れに揺れている。世界は新しいフェーズに入ったのかも知れない。

2025年3月27日木曜日

(六) 春爛漫

 

 桜の開花宣言が出て、夏のような日がやってきた。夜には突然、雷鳴が響きまるで夏。けれども空は黄砂でどんよりとしたかと思えば、夕方には強風が吹き荒れる。、そしてまたすぐに気温の低い日が来るという。体調管理も大変だ。

 文鳥たちは元気だけれど、眠そうにも見える。

きのうのことだ。夫が盛んにフユを呼ぶ声が聞こえた。居間に行くと、フユの姿が見えなくなったという。夫は鳥かご内の清掃中でフユは鳥かごの上に出ていたらしい。どこかに飛んで行ってしまったようだ。呼んでも文鳥はそんなとき応えない。久しぶりに家の中を探すことになった。最近はほとんど鳥かごの近辺にいるフユなのに・・・と思いながら部屋の反対側にあるレースのカーテンを引いたら、傍の床からパアッと飛び立って鳥かごの上まで飛んで行った。彼女は多分、カーテンレールの上に上がろうとして、力及ばず下に落ちてしまったのではないかと思った。とにかく無事に出てきてくれたので安心した。フユといえども、おばあさんになったのだ。

 世界は混沌としているが、日本でも今月末にはトラクターが高速道路を連なって「農民一揆」のデモが行われるという。世界中の市民が目覚めて怒り出した。日本のメディアもいよいよ無視はできなくなって、先日の「財務省解体でも」を報じ出した。4月からはメディア規制も始まるというが、それは国民との争いの激化を招くだろう。規制の抜け穴はいくつもあるのだから。