わたしはシルバー文鳥で、お父さんもお母さんもわたしと同じシルバー文鳥だったから、このいえに連れてこられたとき、わたし、本当はびっくりしたの。
ここには、シルバー文鳥は1羽もいなかったし、そのかわりに真っ白な文鳥や黄緑色の文鳥がいてね。でも、わたしにちょっと似ている文鳥がいた。わたしよりずっと色の濃い桜文鳥で、それがココ姉さんだったの。少しの間だったけど、わたしの鳥かごのとなりにいたから、そのときは、とてもうれしかったわ。
でも、もういない。だけど、わたし、いま、ココ姉さんのかわりにクリのそばにいるのよ。ココ姉さんがいなくなってからずっとクリは寂しそうだったから、きっとココ姉さんも天国で安心してくれたと思うわ。
わたしクリには少し不満があるけど、まあまあ仲良くやっていて、また今月になって卵を6つも産んで交代で温めている。こんどこそ赤ちゃんが生まれるといいんだけれど。ココ姉さんに似た子が生まれるとうれしいわ。
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