2019年1月15日火曜日

(二)チーとマイ

月15日、 朝になり鳥かごの覆いを外す。順番に「おはよう、何々ちゃん」と声をかけるが、チーのツボ巣からは返事がない。まだ眠っているのかもしれないと思うものの、生きているか心配だ。チーのツボ巣もマイ同様に鳥かごの床に置かれるようになった。もう飛べないから、上にはあがれない。えさと水も下にお皿を置いて、その中に入れてある。すっかり高齢者になったチーは、年が越せただけでもすごいのかもしれない。

チーに比べてマイはこちらが覆いを外して「おはよう」といえば、ほかの文鳥同様に、ちゃんとさえずる。ツボ巣をのぞくとガサガサうごいて元気そうなところを見せる。

 みんながえさを食べだして、少ししてチーの鳥かごをのぞく。

すると、今度はツボ巣から出て、おぼつかない様子でえさを食べている。チーは目がよく見えないのかもしれない。三半規管もおかしくなっているようにも思える。

チーとマイは、日に3~4回食べさせてやらないと充分に食べられないから、あやさんたちは毎日、大変。去年はマイだけ鳥かごから抱き上げて食べさせてやればよかったのに、今年になったらチーにも食べさせてやらなければならないからだ。ヒナに3時間おきにさしえをするより忙しい。やはり手の中で食べさせると、よく食べる。それだけでなく、そのまま眠って、また起きて食べるから時間がかかってしまう。マイの場合は運動も水浴びもさせる。

運動といっても羽をバサバサさせるだけだが、自分からバサバサさせて、高い位置から降りるそのバサバサ運動を要求したりするから、やはり体を動かすのは気持ちがいいのだろう。ときどきマイの妻のルミもあやさんの手にやってきて、マイと一緒にえさを食べて行く。

この生活がいつまで続くかわからないけれど、手の中でゴロゴロいって気持ちよさそうに眠る彼らはこの上なくかわいい。

0 件のコメント:

コメントを投稿