いつのまにかスーとフユの朝のケンカがなくなった。あれは何だったのだろう。最近、変わったことといえば、夫がツボ巣にあったかえらなかった卵を取り払ったことくらいだから、やはりフユとスーのケンカはそれが原因だったのだろうか。もしかしたらフユがスーをツボ巣に入れまいとして追いかけまわしていたのかもしれない。とにかく平和になってよかった。
バードバスでよく水浴びをしているフユに続き、隣の鳥かごのピヨ、その斜め前に見える鳥かごにいるモカの両メス文鳥もバードバスを使うようになった。オス文鳥は相変わらず臆病で、クリとスーは鳥かごの上の方にある飲み水を入れたスカイカフェの少ない水でバシャバシャと浴びている。老鳥のメグ(8歳8か月)もそのようだ。ミーは鳥かごから出たときに以前のようにソファーの上に用意した容器に入って水浴びをしている。
ミーといえば、夫がまた変なことをいった。
「ミーは、ますます白っぽくなっている」
いわれてみれば、ボディはそんな気もする。尾羽と頭は茶色っぽいままだけど、それでも頭の半分ほどは色が褪せて白っぽく見える。あまり恰好がいいとはいえないのに、ミーはやはり白っぽいボディに憧れているのだろうか。もう6歳5か月のミーだけど、こんな文鳥は初めてで、なんとも不思議だ。
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