2024年8月11日日曜日

(15) 文鳥とテレビ番組

 

 外は毎日、灼熱の太陽が注ぎ、窓からの景色もまぶしい。文鳥たちは室内にいてまあまあ快適に過ごしているようだけど、退屈そうにも見える。家の中は平和でも、ひとたびテレビを点けると騒々しい世界が広がってくる。オリンピックの賑やかさは結構なものの戦争や地震の報道には心が痛む。

 居間にあるテレビは当然、文鳥たちも見たり聞いたりしているから、彼らもそれなりに何か感じているかもしれない。もっとも彼らはテレビの画面そのものより、それを見ている人間の反応のほうが気になっているのかも。文鳥たちがよく反応するテレビ番組がある。内容というよりも始まりの音楽だと思うが、気象情報が始まると、たいてい反応してピッピッピとさえずる。こちらに気象情報が始まったことを教えているようにも思う。元々は夕方、彼らの就寝前にテレビの気象情報があり、そのイントロの特徴的なメロディーが自分たちの就寝を知らせるものだと記憶したところに始まったのだろう。彼らには毎日のルーティンが正しく行われることが大切なのかもしれない。それが原因で、昼間に似たような音がテレビから流れても反応するようだ。、やはり文鳥たちは想像以上に手ルビから何かを吸収している。

 そんな彼らがテレビを通じて人間たちをどう思っているのかも興味部会。とにかく彼らはこちらが考えている以上に賢いのだから。

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