桜の花もちらほらといよいよ春らしくなってきた。本来なら明るい陽射しの下でお花見といきたいところだけれど、外に出ればたちまち花粉の匂いに包まれる。とてもマスクなしでは外を歩けない。目には目がね、口にはマスク、さらにフードつきの花粉の付きにくい服装で、せっかくの春なのに、なんて暑苦しいことか。
なるべく家の中にいて文鳥たちと過ごすのがよさそうだ。
チーもまもなく9歳7か月になる立派なおじいさんだけど、それなりに元気でときどきさえずったりして可愛い声を出している。あいかわらず日に3度食べさせてリンゴジュースを飲ませているけど自分でも食べているから、ひところよりは調子がよさそうだ。とはいっても寝ていることも多くなって、えさを食べさせるときなど、リンゴジュースばかりを欲しがって、あまりえさを食べずに手の中で眠ってしまう。人間でも年をとると居眠りが多くなるようだから、鳥もそうなのだろう。そういえばあやさんもチーを抱いて一緒によく居眠りをしている。
マイも8歳10か月を過ぎて歩けない状態だが、羽ばたく力があるので、鳥かごの中を移動して自分でもえさを食べられる。よく上部に止まっているルミと泣きあっている。そういえばルミだっていいおばあさんだ。8歳3か月になる。でもまだちゃんと飛べるし卵こそ産まないがときどきカーテンにも潜って昼寝をしたり、蛇口で水浴びもしている。ルミにはチーという父親もマイという夫もいるから、人間だったら老人ふたりを抱えて大変なところだろう。
その点、文鳥さんは気楽でいいからうらやましい。
ほかの8羽の文鳥たちもみんな元気で明るい春。
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