2019年9月11日水曜日

(十六)恐ろしい台風



 先日の千葉県を直撃した台風15号は、この辺ではかつてないほどの強風を吹かせた。我が家では庭木が少し倒れたくらいの被害ですんだけれど、大きな送電線が倒れた地域もあったようだ。

すでに3日も過ぎるというのに、いまだに停電が続いいていて、この暑さのなか、冷房が使えないどころか、水も出ないところがあるという、もし、それが我が家だったら、と思うと恐ろしい。人間も大変で命にかかわる事態だけれど、我が家の場合は、まず文鳥たちが弱ってしまうだろう。特に高齢なチーなどはもちろん、8歳9か月になったルミや7歳8か月のトビなども弱って死んでしまうかもしれない。

8年半前の東日本大震災のときも水道が使えなくて大変だったし、電気も計画停電があって寒い思いもしたけれど、いま思えば熱中症になる心配はなかった。冷蔵庫が使えなくても大丈夫な気候だった。おまけに文鳥たちも若かったから、何とかやりすごせた。

そういえば、あの地震を知っているのは、もうチーとルミだけになってしまった。あのとき文鳥たちは、しょっちゅう揺れる環境に耐えていた。そんな苦難を超えて、この親子は長生きしている。それでも、いつも思うことだが、彼らの命は飼い主の無事いかんにかかっている

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