2025年3月27日木曜日

(六) 春爛漫

 

 桜の開花宣言が出て、夏のような日がやってきた。夜には突然、雷鳴が響きまるで夏。けれども空は黄砂でどんよりとしたかと思えば、夕方には強風が吹き荒れる。、そしてまたすぐに気温の低い日が来るという。体調管理も大変だ。

 文鳥たちは元気だけれど、眠そうにも見える。

きのうのことだ。夫が盛んにフユを呼ぶ声が聞こえた。居間に行くと、フユの姿が見えなくなったという。夫は鳥かご内の清掃中でフユは鳥かごの上に出ていたらしい。どこかに飛んで行ってしまったようだ。呼んでも文鳥はそんなとき応えない。久しぶりに家の中を探すことになった。最近はほとんど鳥かごの近辺にいるフユなのに・・・と思いながら部屋の反対側にあるレースのカーテンを引いたら、傍の床からパアッと飛び立って鳥かごの上まで飛んで行った。彼女は多分、カーテンレールの上に上がろうとして、力及ばず下に落ちてしまったのではないかと思った。とにかく無事に出てきてくれたので安心した。フユといえども、おばあさんになったのだ。

 世界は混沌としているが、日本でも今月末にはトラクターが高速道路を連なって「農民一揆」のデモが行われるという。世界中の市民が目覚めて怒り出した。日本のメディアもいよいよ無視はできなくなって、先日の「財務省解体でも」を報じ出した。4月からはメディア規制も始まるというが、それは国民との争いの激化を招くだろう。規制の抜け穴はいくつもあるのだから。

2025年3月14日金曜日

(五) 間もなく、お彼岸

 

 日に日に朝明るくなる時刻が早くなってきて、もうすぐお彼岸。11歳7か月で天国へ行ったシナモン文鳥のチーの命日が来る。あれからもう4年になるが、きのうのことのように思われる。白文長のピポとの間に4羽の子供を設け、ひ孫まで一緒にこの家で暮らした。そんなチーの子孫も昨年末のスーの死をもって途絶えた。

 そのスーがいなくなってから2か月半。さすがにフユがスーを呼ぶことはなくなった。しかしフユの鳴き声は大きい。朝、モカの覆いの布を取るときもモカの声は聞こえずに、フユの大声が響く。モカを探すと、ツボ巣の上におとなしくチョコンと乗っている。そのうちにフユにつられて小声で鳴きだす。もうすぐ7歳4か月になるフユだけど、元気いっぱいでたくましい。おしとやかなモカとは対照的で、それぞれが個性的でおもしろい。

 今夜、全国規模のデモ集会があった。「財務省解体でも」で大いに盛り上がったようだ。ようやくテレビ局も無視できなくなったらしく、いくつもの大手メディアが来ていたようだ。どのようにメディアが取り上げるのかが楽しみだ。