2016年5月17日火曜日

4.ランとメグ

 最近、メグとランは仲が良さそうだ。朝、鳥かごのおおいの布を外すと、ひとつのスカイカフェに一緒に止まっている。その光景はパピとココの場合と同じで、いかにも仲睦まじいといった感じ。
 近ごろ夫はメグたちの放鳥とトビの放鳥をずらしているから、それが功を奏しているようだ。
 もともとメグがトビを追いかけて始まったランの反撃だったのだから、メグ次第でどうにでもなるはず。それにいまは換羽(かんう)期で、トビを追い回す気にもなれないのかもしれない。
 ミーはといえば、相変わらずランたちの鳥かごの上に止まっていることが多いけど、ランのほうは以前のようにミーに着いて行くようなことはない。ミーがしつこくランたちの鳥かごの横に止まってのぞいていると、メグが怒ってミーと唸り合っているからミーの居場所がすぐにわかる。もうランはミーに見向きもしてないようだから、ミーはやっぱり悲しいピエロなのか。
 とにかくいまは、メスのフリーの文鳥といえば4歳を過ぎたトビとユウの2羽しかいない。それに対して独身のオスが4羽もいるなか、とてもミーの相手は見つかりそうもない。
 スーは、よくあやさんのところに飛んできて3兄弟のうちで1番人なつこく、まだ、ほかのメスに関心があるようには見えない。水浴びも、ソファーの上の容器に入ってするだけでなく、キッチンに飛んできて手のひらのプールでも浴びている。マイやルミが浴びていると、ときどきその場所を奪いに行って、あやさんに叱られている。

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