2017年12月4日月曜日

(40)短命だったチビ

 12月1日は桜文鳥のチビの命日だった。チビは生まれつき身体が弱かったにもかかわらず、3羽の子どもを残して2年前に、この世を去った。1年9か月の短い一生だった。

その子どものラン、スー、ミーは、いまも元気であやさんちにいる。ひとり残された夫のクリは、その後、年上でやはり桜文鳥のココと一緒になったものの、ココにも先立たれてしまった。そしていまは若いシルバー文鳥のピヨと暮らしているけれど、ピヨの産んだ卵は、いまだにかえっていない。
 
3兄弟は、ランとミーの関係が相変わらずで、ランは年上のメグと暮らしているけれど、ミーの気持ちは変わらないようで、ややこしい。、ミーは、ときどきメグたちの鳥かごにくっついて、いやがらせをしている。
 先日などは、ランが鳥かごにもどったのにメグがなかなかもどらなかったため、ミーがランの鳥かごに入って出なくなってしまった。こんなとき、メグは案外、気が弱くて自分が鳥かごに入って、ミーを追い出したりできない。
 夫は仕方なく、ミーが入ったまま、とびらを閉めて出かけてしまったが、ミーは、それなりにランに気を遣っているようで、借りてきた猫のようにおとなしかった。ランと仲良くえさを食べていて、ミーはランが自分に気がないのをよくわかっているようだった。
「それでも、ボクはランがすき」ということなのだろう。いちばん問題なのは、メグがしっかりしないことだと思うけど、メグは長い間、独身だったせいか、あまり家庭的な夫には見えない。いまでもたまに、よその奥さんのトビを追いかけている。父親のチーの血を引いて、どうも白文鳥が好みのようだ。そして、自分勝手かもしれない。

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