2019年12月12日木曜日

(22)ルミちゃん9歳


 12月12日はシナモン文鳥のルミの誕生日。9歳になった。この家のメス文鳥で一番長生きしている。朝、布を外したとき、ルミはルミように幅を持たせた止りきにいた。これは2本の止まり木の間にプチプチを張ったもので、これなら足が少し悪くても移動が楽にできる。最近、左足が少しおかしくなって、うまく曲がらないようだけど、まだ飛んだりできるし元気である。とはいえ、けっこうなおばあさんの年齢だけあって、見た目も少しヨボヨボしてきた。

 ルミは、今月末には10歳4か月になる父親のチーと同居してから5か月になる、そのせいか、死んでしまった夫のマイを探すようなこともなくなった。チーと暮らすことに大分なれたふうに見える。

 数日前には、鳥かごの下に置いてあるチ―のツボ巣に入って寝ていた、多分、夜中に下に落ちてしまって、そのまま温かいチーのツボ巣に入ったのだろう。チーのツボ巣の下には暖房用のマットがしいてあるので、おばあさんとしては居心地のいい場所にたどり着いたつもりで、そのまま入っていたものと思われる。

 肝心のチーは、といえば、暖房のマットを外れて鳥かごの隅に寝ていたが、チーはそれでもかまわないようだった。

 また、あるときなどは、あやさんの手の中で布にくるまって眠っているチーの上に乗ったりして、チーに怒られたりもしていたが、それはルミのチーへの親しみの表現なのではないかと思う。

 しかし、ルミも本当に年取ってしまったと感じることがある。最近では、ときどきあやさんの手に飛んできて、平目のように平らになったりお団子みたいに丸まって眠っている。多分、温かくて気持ちがいいのだろう。あやさんは、左手でチーを抱き、右手にルミを乗せ、じっとしていなければならないから大変だ。もっとも、そこにあるのは、年よりが2羽の文鳥を両手に乗せて、みんなで居眠りしているという、平和な光景なのかもしれない。

写真はルミとチー

 
 

0 件のコメント:

コメントを投稿