2020年9月11日金曜日

(19)毎日が文鳥さん

 9月になっても暑い日が続いている。一時よりは減少傾向にあるとはいえ、まだまだコロナ感染は治まりそうにない。外出も控えめになり家にいることが多くなっている。ふつうならこんな生活が続いたら本当にうんざりしてしまうだろうと思うけど、それほどでもないのは、文鳥たちのお陰かもしれない。

 彼らと過ごしていると、一日があっという間に過ぎてしまう。ときには一緒に居眠りをして、全く平和な光景が広がる。

 毎日の鳥かご掃除や餌かえなど、面倒に思うこともあるけれど、それによって生活のリズムがうまくいっているのは疑いない。そう考えると、こちらが彼らの世話をしているだけではなく、けっこう彼らの世話になっていて、日々まあまあに過ごせていることに気づく。

 なにしろペットといると自然に優しい気持ちになれるから、そんないいことはない。世話が面倒に思えても、彼らの喜ぶ様子を見ると、やはりあまり手抜きはできない。それに彼らが言葉で表現できない以上、どうしても気を配ってやらなければならない。そして彼らはこちらの気持ちを裏切らないから、そこに信頼が生まれる。なんと幸福なことだろう。面倒なことは、とてもいいことなのかもしれない。そんなことを思う文鳥生活が続いている。


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