2020年12月3日木曜日

(25)あれから5年


 12月1日は、3羽のヒナを産み育てながら1歳9か月という短い生涯を閉じてしまった桜文鳥のチビの命日だった。あれから5年になるが、チビの残した女の子、クリーム文鳥のランも今年、亡くなってしまった。男の子のスーとミーは元気だけれど、ランは事故が元で死んでしまったから、チビに申し訳ないような気がする。

 寂しくなったあやさんちだったが、そこにスーのフィアンセとしてシナモン文鳥のフユが来たので、最近は、また活気が出てきた。

 フユはオテンバで人懐こくて好奇心が強い。メス同士はほとんど喧嘩はしないで、仲良くえさを食べたりしているが、フユは先日、年齢の近いモカを連れて、あやさんの部屋にきた。フユはもちろんだが、モカがこの部屋に入ってくるのは初めてだ。

 モカがフユに連れられてきたのだろうが、入ってきたのはよかったものの、さて、ドアのある入り口からはなかなか出ていけない。2羽はしばらく仲良く並んで高い場所に止まっていた。フユは手を出すと乗ってくるものの、すぐに逃げてしまって、部屋の中をぐるぐる回って額の上など高い所に止まる。モカは、もう逃げまくって部屋の隅に落ちてしまう。そして、どちらもなかなか居間にもどれない。フユは身軽だけれどモカは丸々していて動きがにぶい。。

 どの文鳥も一度はあやさんの部屋に紛れ込んでスムーズに出られない経験をしているが、メグにはそんな経験がないような気がする。メグは威張っているけど、けっこう用心深く、臆病なところがある。一口に文鳥といっても、それぞれ違った性格があって面白い。

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