それに、どうしてもそんなときには放鳥することになる。文鳥たちはそのときを待っていて、鳥かごが開けられると、いきおいよく飛び出して、カーテンレールや額縁の上などに飛んで行く。中にはまだ放鳥してない鳥かごの上に止まって上からのぞきこんで自分の優位を示そうとしている者もいて、ミーなどはメグたちの鳥かごに乗ってよく嫌がらせをしていた。
最近、ミーとは別のシナモン文鳥がトビとスーの鳥かごの上にいて、じっと下をのぞきこんでいるけど、それはチーだ。チーもようやくほかのメスに気が出てきたようで、自分の娘のトビを見ている。とにかくチーは白文長が好きなのだ。それでもチーは、ミーのように中のトビやスーを威嚇したりいやがらせをしたりはしない。なかなか自分の鳥かごに戻らないで、ただじっと観察している。いまさらトビがチーに関心を向けるとはとても思えないけど、チーがようやくピポの帰りをあきらめたのだということがわかる。いま、チーとミーには相手がいないから、ややこしい。
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