2017年4月20日木曜日

(16)また、かんうの季節

 ついこの前まで、家では暖房をしていた。それが急に夏日になったりして、文鳥たちの換羽(かんう)も忙しい。まず、大きな羽が、そこここに落ち出して、細かい羽も抜けてきた。細かい羽はホワホワと宙に舞い上がって始末が悪い。
 文鳥たちは午前中など静かにしているから、だるかったり眠かったりするのかもしれない。水浴びはかゆいせいで頻繁にするのかと思っていると、全然しなかったりする。やはり調子がよくない日があるようだ。
 こうして夏毛になってしまうまで、これからしばらく細かい羽に悩まされそうだけど、いざ夏毛になってしまえば身軽になって一層、スイスイ飛ぶことだろう。

 ところで、鳥かごを隣り合わせたピヨとミーは、少しは効果があったようで、ときどきお互いに近い方のスカイカフェに止まっている。仲良く鳴き合っていることはないようだけど、それとなく意識し始めたのか、以前のような無関心な感じは薄れ、お互いに相手の動きを気にしているようでもある。

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