前回、書いたときは、クリはまだ寂しそうで、ピヨに気があるようには見えなかった。ところが、その翌日にはピヨに言い寄ったらしい。そしてあくる日の夜には夫の手にクリと一緒に乗って、クリの鳥かごに入った。予定を狂わされた夫は、
「せっかくミーのために連れてきたのに、ミーがボヤボヤしているからだ」と不満そうだったが、これもココが死んでしまったいま、そうなる可能性はあった。それに、クリのほうがピヨには合っているかもしれないと、あやさんは思った。ピヨはミーに比べて体が大きいし、かなり活発だ。またミーは曾祖父に当たるチーに似て、白っぽい文鳥が好きらしい。いまだにランに気があるようなのだ。
とにかくクリとピヨは、もうすっかり仲良しになり、ミーもそれほど気にしていないようすなので、これでよかったような気もする。クリとピヨの子どもができたら、ミーの相手になるかもしれない。
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