2020年11月8日日曜日

(23)フユちゃんがきた  

10月31日、ハロウィンの日にフユちゃんが夫に連れられて、この家にやってきた。シナモン文鳥のフユちゃんは11月18日が誕生日で、もうすぐ3歳になる女の子だという。5歳半のオス文鳥スーちゃんの相手には、ちょうどよさそうだ。

 果たしてお互い気に入るかどうか、それが問題だ。

けれどもスーは関心を示して、鳥かごから出ると、すぐにフユの入っている鳥かごのそばに飛んで行った。といっても鳥かごに乗ったわけではなく、近くのイーゼルなどに止まって、高い位置から見下ろした。そして、いい声で、さえずった。 フユちゃんも安心したように鳴いて、この日は終わった。翌日、スーはフユの鳥かごに行って、ツボ巣に入ったが、フユに追い出された。あまりずうずうしいと、嫌われる。

そして、次の日、フユも鳥かごから出してみると、勢いよく飛んだが、まだどこに止まっていいのかわからない。スーが心配そうに声をかけていた。この日、フユとスーはフユの鳥かごに入って、そのまま一晩を過ごした。

 ここに来てから3日目には、スーと一緒に夫の手に乗って、スーの鳥かごに入り、そこがフユの居場所になった。

フユは小ぶりで元気な鳴き声のメス文鳥。人懐こいスーと、もうすっかり仲良くなったようだ。一安心。

写真はスーとフユ 



 


2020年10月24日土曜日

(22)ピヨちゃんも4歳


 シルバー文鳥のピヨちゃんが今月15日で4歳になった。先日、卵を1つ産んだが、ツボ巣から下に落ちていた。またそろそろ産卵の季節がやってきたようだが、ピヨの産んだ卵でかえったものはない。ピヨに限らず、モカが産んだ卵もかえらないから、もうここ5年以上、この家ではヒナが生まれていない。

 今年になって3羽のメス文鳥が亡くなった。シナモン文鳥のるみ、白文鳥のトビ、それにクリーム文鳥のランで、ルミとトビは寿命だったけれど、ランはまだ5歳だった。いまはメス文鳥が2羽だけになってしまい、独り身のオスが3羽。

 そのうちチーとメグはもうお爺さんだからいいとしても、スーはまだ5歳、このまま独り身では気の毒だということで、夫が相手を探している。

 スーは最近、ピヨに気があるようで、鳥かごにいるときは、よくピヨのいる鳥かごを覗いている。ピヨも鳥かごから出たときには、スーのそばに寄って行ったりしているから、まんざら気がないわけでもなさそうだ。クリとの間がややこしくならないうちにスーの相手が見つかってほしいと思う。

写真はピヨとクリ                

  



2020年10月11日日曜日

(21)長生きの秘訣?

 


 11歳を過ぎたシナモン文鳥のチーちゃんは、相変わらず元気に過ごしている。といっても、ほとんど眠っているけれど・・・。

 文鳥の寿命はふつう7~8年ときくから、チーはかなり長生きということになる。この家で9歳以上生きたのはパぴ、マイ、るみだけど、10歳を超えたものはチーと昔飼っていたピーちゃん(12年生きた)の2羽しかいない。そしてチーは、11歳を過ぎている。

文鳥は繊細な鳥だから、精神的に安定していることが長生きするには大事なことだろう。けれども時にはとこかにぶつかるなどで怪我をすることも多いから、そればかりでも難しい。やはりそれぞれが持っている運命というものがあるのかもしれない。

 それでもチーを見ていると、これが長生きの秘訣かなと思えることがある。一つには、あまり周りにきをつかわずにマイペースで過ごすこと。それからチーは大食漢ではなかった。どちらかといえば小食で細身で過ごしてきた。さらには、あまり冒険をしない。巻き上げカーテンの昼寝場の場所取りも妻のピポに任せていて、自分はピポに取ってもらった場所にあとから行って、そこにもぐって悠々と昼寝をしていた。まあ、それはピポがいなくなってからは、できなくなってしまったのだけど、それまではピポのお陰で、けっこういい思いをしていた。そして今は文鳥たちの中で一番大事にされている。何しろ1日3回は抱き上げられて食べさせてもらい、手の中で眠り、ときには水浴びまでさせてもらっているのだから、決して悪い暮らしではないはずだ。もしかしたら、もうすでに極楽にいるつもりかもしれない。眠っている間には、別れた妻のピポに会っている可能性だってありそうだ。毎日が極楽、極楽。

2020年9月24日木曜日

(20)文鳥の爪

 


 文鳥たちの爪は細くて尖っているので、時々短くしてやらないと危険だ。ツボ巣をからげている糸などに引っかかって逆さ吊りになり大怪我をしてしまうこともある。

 そこで夫がたまに文鳥を捕まえて、それぞれの爪を切ってやることになるのだが、文鳥たちはそれを喜ばない。ギュッと抑えられて動けずにいる間に爪切りが終わり、やっとの思いで逃げ出すと、すぐには夫のそばには寄り付かない。そしてしばらくはそれを憶えていて、夫が捕まえようとしても逃げてしまう。

 爪切りは結構難しく、あまりちゃんと切ろうとすると、つい深くまで切ってしまい出血したりする。そんなときは、慌てて火をつけた線香を仏壇から持ってきて、出血箇所を焼くことになるが、それは当の文鳥はもちろん、あやさんにとっても辛い瞬間になる。けれども文鳥は声を出さない。あまりの痛さにびっくりしているのかどうかわからないけれど、そういう目には誰だって合いたくない。

 だから、夫が文鳥たちの爪を切るときは、あやさんも文鳥以上に緊張する。そして、

「ちょっと切ればいいのよ。切りすぎないで」などと、騒いてしまうのだ。

 それでも中には、そんな面倒をかけない文鳥もいる。これまで一

度も爪を切ってやったことのない文鳥がピポだった。ピポは、現在11歳1か月になるチーの妻で6歳のときにいなくなってしまった白文鳥だが、全く世話の焼けない子だった。ピポは自軍で爪を短くしていた。嘴で噛んで短く削っていたのである。だから、ピポが手に止まるとギザギザした爪が手に当たって痛い感じがした。そして、ピポの子孫のクリもスーも自分で爪を短くしている。そういえばクリの妻のピヨも見様見真似でで覚えたのか、やはり爪がギザギザしている。この方がお互いにストレスがなくていいと思うけれど、マイのように爪が内側に曲がってしまっている場合は、自分で短くするのは難しい。

けれども、そうでないのになぜか夫に爪を切ってもらっているままの文鳥もいるから面白い。

2020年9月11日金曜日

(19)毎日が文鳥さん

 9月になっても暑い日が続いている。一時よりは減少傾向にあるとはいえ、まだまだコロナ感染は治まりそうにない。外出も控えめになり家にいることが多くなっている。ふつうならこんな生活が続いたら本当にうんざりしてしまうだろうと思うけど、それほどでもないのは、文鳥たちのお陰かもしれない。

 彼らと過ごしていると、一日があっという間に過ぎてしまう。ときには一緒に居眠りをして、全く平和な光景が広がる。

 毎日の鳥かご掃除や餌かえなど、面倒に思うこともあるけれど、それによって生活のリズムがうまくいっているのは疑いない。そう考えると、こちらが彼らの世話をしているだけではなく、けっこう彼らの世話になっていて、日々まあまあに過ごせていることに気づく。

 なにしろペットといると自然に優しい気持ちになれるから、そんないいことはない。世話が面倒に思えても、彼らの喜ぶ様子を見ると、やはりあまり手抜きはできない。それに彼らが言葉で表現できない以上、どうしても気を配ってやらなければならない。そして彼らはこちらの気持ちを裏切らないから、そこに信頼が生まれる。なんと幸福なことだろう。面倒なことは、とてもいいことなのかもしれない。そんなことを思う文鳥生活が続いている。


2020年8月24日月曜日

(18)チーちゃん11歳おめでとう




 ボク(チー)がこの家にきたのは、生後半年のときだった。だからボクはこの家にもう10年半もいることになる。ボクが来たとき、すでに3羽の文鳥がいて、みんな仲がよさそうだった。2羽の白文鳥は、どちらも女の子で、年上のフーちゃんと呼ばれている女の子はとてもかわいらしい目をしていたから、ボクはすぐに気に入った。もう1羽の女の子はピポという名で、ボクと同じ年ごろだったけど、オテンバで、まだ子供っぽかった。だからボクはフーのほうを好きになったんだけど、フーは、もうパピの奥さんに決まっていた。パピはボクと同じシナモン文鳥で、ボクより半年くらい年上だけど、パピがこの家に来たのは2週間前だって。ボクよりほんのちょっと早く来ただけだっていうのにさ。それになぜか飛び方も下手だった。ボクのほうがずっと恰好がいいのに、ほんのちょっと遅れてもらわれてきたせいで、もうフーの相手はパぴになっていた。そして、まもなくフーとパぴの間にマイという白文鳥が生まれて、ボクがフーに近づこうとすると、ピポとマイが一緒になって邪魔をした。

 それでもボクはずっとフーを追いかけていたから、フーに嫌われていた。そのうちにピポがボクに優しくなって、ボクとピポは結婚した。そして、ボクたちも子供を持った。それから長女のルミがマイの奥さんになった。ルミはボクと同じシナモン文鳥で、見た目はボクにそっくりだったけど、運動神経のよさはピポ譲りで、高低自在に飛び回っていた。

あの頃が、なつかしいなあ。

だけど、5年前にフーが死んでしまって、ピポまでいなくなってしまったときは、本当に辛かった。

そうか、あれからもう、5年になるのか。もうマイもルミも死んでしまって、ボクが一番長生きして11歳になったのか。それはけっこうすごいことらしい。そのせいか、いまではボクが、この家で一番大事にされている。  

  

2020年8月10日月曜日

(17)7羽の文鳥たち


今日は8月10日、「山の日」だそうだ。毎日暑いが、文鳥たちは結構、活発に過ごしている。水浴びも盛んで鳴き声もよく聞こえる。

あと2週間で11歳になるシナモン文鳥のチーも鳥かごの中の水の入った浅井お皿に腹ばいになって度々バシャバシャしているが、聞こえる音は嘴がお皿に当たるチリンチリンという音だけだ。

チーを抱いてえさを食べさせていると、き、白文長でひ孫のスーや孫でクリー文鳥のクリ、それに子供で白文長のメグもやってきて、あやさんの手や肩や頭に止まるが、それぞれの性格が出ていて面白い。一番人懐こいのはスーで、とにかく鳥かごを出ると、すぶに挨拶ににくる。手の中のチーを見る者の何もしない。ところがクリが飛んできてスーを追い出すと、クリは反対の手の中で眠っているチーの上に乗り移ってつついたりする。すぐにあやさんい追い払われたりするものの、クリは息子のスーよりも、物分かりが悪い。メグだって威張っていてスーを追い払ったりするけれど、チーには何もしないのに。

クリのパートナーのシルバー文鳥のピヨは、クリと一緒に手に止まりたいように寄ってくるものの、クリがそれを邪魔したりする。ピヨはもともと手乗りでなかったから、独りで人の手に乗りのは少しためらわれる。スーのように気の利く夫だったらよかったのだろう。スーはピヨがえさを食べに近づいてきたら、自分の場所を移動して、あやさんの腕のほうにいったりもする。少しピヨに気があるのかもしれない。クリは最初の妻のチビのときも、チビが手の中のえさを食べていると、やってきて一緒に食べるどころかチビをおしのけていた。あやさんが反対の手にえさを乗せてチビがそれを食べ始めると、今度はそこに来てまたチビを排除した。クリは、ほかの文鳥と比べ、なんとなく多動で落ち着きがない。人間でいいえば発達障害児に属するのかもしれない。見た目はきれいな鳥だけど。

シナモン文鳥のミーとクリーム文鳥のモカは毎日ソファーに置いた水の入った容器で仲良く一緒に水浴びをしているが、どちらもチーを抱いているあやさんのところにはあまり来ない。ミーは独りだったころ、なかなか鳥かごに戻らないので、あやさんに追われていた記憶があるからかもしれない。

それにしても、もう文鳥は7羽になってしまった。