たまにあやさんが赤っぽい派手な服を着たりすると文鳥たちは近寄らない。赤っぽい色や縦じまのはっきりした服は苦手らしい。
ただ、赤茶色でも彼らがお気に入りの服がある。よく見るときれいな枯葉がいくつも折り重なったような模様になっていて、小鳥の巣のようでもあり、、やさしい自然界を思わせるのかもしれない。
あやさんの服で彼らがいちばんいやがるのが、黒地に白っぽい大きな花が模様になっているブラウスで、うっかりこれを着て鳥かごのそばに行くと大変。みんな鳥かごの中でバサバサ暴れ回って、いやがる。恐いのかもしれない。あわてて着替えることになるけれど、黒っぽいものは総じてあまり好きではないようだ。
けれども黒ならどれでもダメ、というわけでもないらしいから、ものによってはカラスを思わせるとか、何かいやなものを感じさせるのかもしれない。
文鳥たちはけっこうふたりの服装に敏感で、外出着になるとわかるらしく、寄ってこない。外から帰ったあやさんが、着替えないで忙しく水浴びをさせようとすると、マイなどは飛んできてもユウターンしていってしまう。あやさんの服をよごしては悪いと思っているのか、それとも本当にいやなのかはわからないけれど、とにかくその反応ははっきりしていて、着替えていないことにこちらが気づかされたりする。
何しろ1羽が恐がると、みんなが同じように恐がるから面倒だ。
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