スーはオスだけれど、先輩のマイのことが好きらしく、マイが先にひとりで浴びているところに入ろうとする。マイは妻のルミが入ってくるのを待っていて、スーがくると、怒って追い払う。夫婦はタックルを組んでいて、自分たち以外のものに何かを譲ったりはしない。
白文鳥のメグとクリーム文鳥のランの夫婦も最近では仲睦まじくて、2羽をからかいにくるミーを共同して攻撃したりしている。ミーはメグたちが鳥かごに入っていると、鳥かごの外から嫌がらせをしているようで、そんなとき鳥かご内のメグとランが怒って唸っている。
夫の話では、この前などメグとランが、巻き上げカーテンのところでミーを攻撃していたらしい。ミーの嫌がらせに対する復讐のようだけど、あの〝ランの反撃〟の1件以来、ミーの心はランから離れないらしい。やたら相手の気持ちをもてあそぶと、とんでもなくややこしいことになってしまうようだ。元はといえばメグとランが悪いのだけれど、ランのストーカーと化したミーの気持ちはなかなかほかには向かないようだ。それでもミーにも進歩があって、自分の鳥かごに夫の手に乗って戻るようになった。
ところで、ココとクリ、そしてパピの関係だけど、以前ほど規則正しくはないものの、相変わらずココがクリの鳥かごとパピのところを行き来している。ココの中では両方とも大事なのだろう。
先日、ココとクリがユウとトビの鳥かごにいたのを間違えて、あやさんがとびらを閉めてしまった。何しろ、黒っぽいのと白っぽいのがユウとトビの鳥かごにいれば、当然、姉妹が入っていると思う。
そのうち夫が気付いたが、ユウとトビの入るところがないので、この姉妹はパピのいる鳥かごに入った。こういうとき、いつもトビとユウ姉妹は一緒で、離れないから、パピの鳥かごは3羽になった。
パピは入ってきたのがココではなかったから、あまり歓迎できないようすで少し追い回していたけれど、就寝の時刻も近かったので、そのまま朝を迎えた。
ココがトビたちの鳥かごに入るにはそれなりの理由があって、以前に姉のナナと暮らしていたのはこの場所の鳥かごだった。だからいまでもそこは自分の場所のように思っているのかもしれない。でも、こうみんながココにかき回されては迷惑だ。ピポもいなくなってしまったいま、姉のナナの後ばかり追って育ったココがメスの中の最年長となったけど、子育てもしてない彼女にリーダーとしての資質を求めても無理かもしれない。とにかくココにとってはやっと巡ってきた春なのだから、しばらく大目に見ることにしよう。
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