2016年9月25日日曜日

25、朝がきて、また文鳥さん

 麻、鳥かごの布を外す順番は決まっている。最初に長老のパピ、つぎにチー。
「パピちゃん、おはよう」
「チーちゃん、おはよう」
 と名前を呼んで1羽ずつ挨拶をしていくのだけれど、反応はそれぞれだ。
 パピは最近まで黙って顔を向けるだけだったが、ここ数日は小さな声で鳴いて応えている。チーなどは必ず「ぐるるるう」と遠慮のない声で鳴いて応えるから、パピも真似をするようになったのかもしれない。ただ、パピの鳴き声はチーとは違い、ほかの子たちのように「ピッピッ」といった可愛い声だ。
 つぎに、3つ並んでいるペアの鳥かごだ。もっともユウとトビは姉妹だけど、いちおうペア。
「ユウちゃん、トビちゃん、おはよう」「チチ」「ピピ」
 鳥かごの布を外すと、トビとユウもそう応えるはずだけど、今朝は黙っていた。こういうことはときどきあって、メスのほうが反応が悪い。
「マイちゃん、ルミちゃん、おはよう」「チュンチュン」「ピピ」
「メグちゃん、ランちゃん、おはよう」「ポピ」「チュン」
 それから居間の反対側にあるスーの鳥かごの布を外す。
「スーちゃん、おはよう」「ホッホッ、ホチョチョンホチョチョン」
 パピのお株を奪ったいい声で鳴きだす。すると向かい側のクリとココが待ち切れずに鳴きだす。
「ポピポピ」「チュチュチュン」
 その布を外し 隣のミーの布も外して挨拶する。ミーはいつも
「ブルルルウ」と唸っていたけど、
「ミーちゃん、チュンチュンでしょ」と教えていたら、唸るのをやめて、スーに似たいい声で鳴くようになった。
 文鳥たちは、オスのほうが反応がいい。それにミーとパピを除けば、すぐにあやさんのところにくる。チーとスーは、あやさんがソファーに座るとすぐにくるし、続いてマイ、クリ、メグもやってくる。ルミは夫のマイと一緒に飛んでくることが多いけど、ほかのメスは誰もいないときにちょこっときたり、遠巻きにいて、たまにくるだけ。
 スーやクリにすぐ追い払われてしまうからかもしれない。フーがいたときにはピポもきて、メスのほうが優勢だったけれど、いまは若いオスが多いから、いろいろと難しい。
 ところで参考までに、上記の名前のうち、オスは7羽、メスもフーとピポを加えると7羽になる。

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