2017年7月7日金曜日

(27)7月7日は七夕

 きょうは七夕。朝、文鳥たちの鳥かごの新聞を換えながら、

♪ささの葉 さ~らさら ♪~ なんて気分よく口ずさむ。

 もちろん文鳥さんには、なんのことかわかりっこないけれど、歌を聴くのは悪くない様子。ついでに 
 ♪天の川のあっちには~♪ と歌ってみたけれど、どうも正確な歌詞が出てこない。あきらめずに思い出す努力をする。思い出したら頭の中の伝達回路が通じるから、ボケ防止にいいらしいけど、やはり、そう簡単には出てこない。文鳥さんが相手なので安心して、お得意のデタラメソングとなる。
 代わりに思いだしたのは、長寿だったダルマインコの“タマちゃん”のこと。いまはダルマインコを過程で飼うことはできないようだけど、いまから40年以上前に、母がペットショップから生後3か月というダルマインコを買ってきた。タマちゃんと名付けられて、母や父が亡くなってもさらに、妹のところで飼われて32年半も生きた。このタマちゃんが妹の家で飼われていた晩年には、得意の歌の歌詞を途中までしか歌えなくなってしまっていた。

♪もしもし かめよ かめさんよ。世界のうちで おまえほど 歩みののろい者はない。(どうして)そんなに のろいのか♪

この歌の(どうして)の部分は最初からうまく歌えなかったものの、教えた当時はちゃんと最後まで歌詞を覚えて、長年そのまま歌えていた。
 それが、よる年波には勝てなかったようで、途中までしか歌えなくなった。それでも短すぎると思ったのか、「世界の内で」までくると、また最初に戻って「もしもし かめよ~」と繰り返していた。インコも人間も同じだと思うとみょうにタマちゃんがなつかしくなった七夕の日。お空にはタマちゃんの星もあるのだろうか。

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