2016年1月9日土曜日

(十三)文鳥たちの新年

 2016年が始まった。今年もよろしくお願いします。
 元旦の朝、いつものように鳥かごの布を順番に外しながら、朝のあいさつをしていく。でも今朝のあいさつはふだんと違う。
「おめでとう」といったら、みんなキョトンとしていて返事がない。きっと、何か違うな? って思っていたのだろう。
 元旦といっても彼らに〝おせち料理〟がふるまわれるわけでもないから、せめて鳥かごの中に敷く新聞紙を特別なものにしてやる。以前からとっておいた白っぽい無地の包装紙で清潔感がある。そのせいか、、変化を好まない彼らにしては、満更でもないようす。元旦が特別な日だと少しはわかったのだろうか。
 とはいえ、そんなせっかくの日にもかかわらず、この日、彼らが鳥かごから出て遊べるようになったのは、息子たち家族が帰ってからの3時すぎだった。しびれをきらした文鳥たちは、鳥かごをあけると、いきおいよく飛び出して、はしゃぎ回った。それでも卵を温めているランとユウはそのままツボ巣にとどまっていたから感心だ。
 次回からは、12羽いる文鳥たちに、1羽ずつ順番に自己紹介をしていってもらおうと思う。
(写真は、よその鳥かごに興味のある若い文鳥たち)


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